今日は曇り時々晴れ。今朝は上空に雲が広がっていたが、東の地平線付近は雲が切れていて、明るくなっていた。今朝の気温は12℃で北よりの風が吹いている。外に出てみると、昨日降った雨で路面の所々に濡れた跡が黒いシミのように残っていた。湿っぽい空気がヒンヤリと感じられて、風が涼しく感じられた。
今日は1日休みを取った。GWで平日が2日間しかなかった週の翌週が通常の1週間では、なかなかツライ。そこで、年休を1日取って、実家に顔を出すことにした。いつもより寝坊して起床すると、コーヒーを淹れて新聞を読みながら、簡単に朝食を取った。それからしばらくして家を出た。
午前中に青空が広がってくると、日が射してきて、気温も次第に上昇してきた。上空には鳥が飛び交っていて、団地の前庭からは鳥のさえずりが聞こえてくる。
今日は実家に顔を出すことにしている。昼前に外出すると、日野駅から中央線で八王子に出て、横浜線に乗り換えた。町田駅に到着するころには時計の針も昼前を示していたので、町田でお昼を食べていくことにした。
JR線横浜線町田駅町田ターミナル口改札を出ると、町田ターミナル口から北東に延びる文学館通りを歩いて行った。2つめの交差点の角にラーメン屋「町田家 本店」がある。
今日はこの店に入ることにした。
店に入る。店内は入り口から見て正面に厨房があり、その周囲を囲むようにカウンター席がL字形に11席配されている。入口右手に券売機があり、ここで食券を購入する。
食券を購入すると、既に冷水の入ったコップがカウンター席に置かれていて、店員からその席に座るように案内された。ちなみに入口から左手には給水器があって、給水器に向かって左手に重ねたコップが並べられていた。
注文したのは「ラーメン並盛」である。ちなみに11時~18時はタイムサービスとして半ライス無料となっているが、50円を足してライスとすることもできるということなので、カウンターで50円を支払い、「ライス」を注文した。
「ラーメン」を注文するとお好みを聞かれた。ラーメンは麺のかたさ(やわらかめ・ふつう・かため・超かため)、鶏油の量(少なめ・ふつう・多め)、醤油の濃さ(うすめ・ふつう・こいめ)を調整することができる。全て「ふつう」として料理を注文した。
お冷やを飲みながら、料理ができるのを待つ。カウンターの上には「半ライス無料券」と書かれた容器とレンゲ、台ふきんが置かれている。本当は「半ライス無料券」と書かれた容器から券を取り出して、食券と一緒にカウンターの上に載せて注文するようだ。初見の店は仕組みがよくわからないので、慌ててしまった。
カウンターの上にはブラックペッパーと胡麻、お酢、おろしにんにく、豆板醤といった調味料や薬味の他、箸と楊枝が置かれている。
しばらく待っていると、最初にライスがカウンターの中から出された。続いて「ラーメン並盛」が出された。
さっそく箸とレンゲを1つずつ取ると、「ラーメン並盛」を食べることにする。「ラーメン」の麺は太麺で、表面に刻みネギが浮かんだ豚骨醤油スープに浸かっている。麺の上には大きなチャーシューが1枚とほうれん草が載せられていて、海苔が3枚添えられている。
まずはレンゲでスープを掬って飲んだ。数種の豚骨と鶏ガラから抽出する天然スープに鶏油を仕上油に加えたスープはこってり系で、旨みが濃くて美味しい。醤油の濃さは「ふつう」となっているが、自分には少し濃いめに思えた。
ラーメンを食べようとしたが、先にトッピングの海苔をライスで片付けることにした。お碗に盛られたライスにはキュウリの醤油漬けが添えられている。
海苔をスープに浸けてライスの上に載せると、海苔でライスを巻いて食べる。海苔は厚みがあって、しっかりとした歯ごたえで美味しい。スープをたっぷりと吸った海苔はジューシーでご飯をしっかりと包み込んでいる。パリパリとした食感で美味しかった。
3枚の海苔を片付けると、その勢いできゅうりの醤油漬けでライスをかきこむ。ライスはやや固めに炊かれている。パリパリとしたきゅうりの醤油漬けの食感を楽しみながらライスをたべると、ライスをお碗半分ほどに残してきゅうりの醤油漬けが無くなった。
ここで「ラーメン」を食べる。酒井製麺製の太麺はもちもちとした歯ごたえがあって美味しい。先ほどは濃いくらいに感じられたスープが麺にたっぷりと絡まって口の中に入ってくると、麺の味わいと張り合うような味わいでちょうどいい。
麺を食べていると、麺にほうれん草が絡まって口の中に入ってきた。スープをたっぷりと吸ったほうれん草はジューシーで美味しい。ほうれん草が無くなったところで、チャーシューを食べる。麺の上に載せられた大きくて厚いチャーシューは脂身の少ない肉質系で、箸で持ち上げると形が崩れるくらいに柔らかい。口に入れると、味がよく染みこんでいて美味しかった。
麺があらかた無くなったところで、レンゲでスープをお碗に残ったライスの上からかけて、雑炊風にして食べる。こってりめのスープの中で米粒がパラパラとほどけ、米粒一粒一粒をコーティングしているかのように包み込んで、喉の奥に消えていく。
スープに残っていたチャーシュー片と一緒にライスをかき込む。味がよく染みこんでいるチャーシューの味わいをライスがしっかりと受け止めて、なかなか美味しい。あっという間にお碗が空になった。
最後にラーメン丼を傾けて、丼に残ったスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。コップに残ったお冷やも飲み干すと、食器類をカウンターの上に上げて、店を出た。
日中は雲が多いものの、晴れて、雲の合間から青空が垣間見えている。昼間の最高気温は22℃で、強い南よりの風が吹いていた。比較的湿度が低くて、食後の熱くなった体に風が涼しく感じられる。雲の合間から降り注ぐ日射しが心地よく感じられた。
町田駅から小田急線に乗って藤沢に到着すると、上空には青空が広がっていた。東の空には大きな入道雲が浮かんでいる。西の空には淡い霞のような雲が広がっていた。強い日射しが燦々と降り注いでいて、初夏のような空模様である。海から吹く潮風が心地よかった。
実家に顔を出した後、近くの馴染みの床屋で散髪をした。これから暑い季節になっていくことを考慮して、短く刈り込んでもらった。店を出る頃には、日が傾いていて、上空には雲が広がっていた。散髪したばかりということもあるが、風が涼しく感じられる。
夜、実家を後にして、帰宅の途につく。外に出ると、上空には白い雲が広がっていて、シメシメとした風が涼しく感じられる。電車を乗り継いで日野駅に到着すると、電車を降りて改札を出た。日野の上空にも雲が広がっていたが、西の空の雲が切れて暗い空が顔を出している。星は見えなかった。