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今日は曇りときどき雨。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は25℃を少し下回るくらいで、4日続いた熱帯夜から解放されて、少し涼しく感じられる朝となった。湿度が高く、東よりの風がシメシメと感じられる。玄関ポストに投函された朝刊はビニル袋に入っていたので、未明に雨が降ったのかもしれないと思ったのだが、自宅の前の路面は乾いていて、雨が降った形跡はなかった。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。上空の電線には鳥がビッシリと並んでいる。日野駅から電車に乗って新宿に到着すると、職場に向かった。路面には濡れた形跡があって、未明に雨が降ったことを物語っていた。職場に着いて窓から外を眺めると、上空には白いスクリーンのようにガス状の雲が広がっている。景色が薄暗く見えた。
日中は雨が降ったり止んだりの空模様となった。上空には厚い雲が広がっていて、日射しが無く、湿った東よりの風が吹いている。昼間の気温は朝とあまり変わらず25℃前後で湿度が高く、涼しい一日となった。
午後になって南よりの風が吹いてくると、本降りの雨が降ってきた。雨は夕方まで、断続的に降ったり止んだりしていたが、夜、仕事を終えて職場を出ると雨は止んでいた。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。今年は土用の丑の日は2回あり、「一の丑」は7月23日だったが、「二の丑」は今日となる。土用の丑の日は「う」がつく食べ物を食べて、無病息災を祈願すると言われているが、先日の「一の丑」の日はうな重を食べたので、今日は別のものを食べようかと考えていた。
とりあえず、今日も新宿駅周辺の混雑を避けて、新宿駅から中央線快速電車に飛び乗った。乗った電車は国分寺駅で後から来る通勤快速電車を待ち合わせるとのことだったので、先日に引き続き、国分寺駅で夕食を食べることにして電車を降りた。
改札を抜けると駅北口に出る。「う」がつく食べ物ということで「うどん」もいいな、とは思っていたのだが駅北口にある駅直結の商業施設「ミーツ国分寺」1階にあるうどん屋は混み合っていて、店に入る気がしない。そこで、駅の外に出ると北口駅前広場に出た。左手に進んで横断歩道を渡ると、正面にある洋菓子店の隣の3階建ての建物の1階に蕎麦屋「つけ蕎麦 BONSAI」の看板が見える。
天気も悪く、また雨が降り出しそうな予感もしたので、今日は「う」がつく食べ物を食べる計画は取り止めて、この蕎麦屋「つけ蕎麦 BONSAI 国分寺店」に入店することにした。
店に入るとすぐ左手に券売機があり、ここで食券を購入する。券売機の右脇にアルコール消毒液が入ったカゴが券売機に貼り付けられている。アルコール消毒液で手指を消毒すると、食券を購入した。ちなみに左脇には紙エプロンが入ったカゴが券売機に貼り付けられている。
店内は入り口から見て左手に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席が6席設けられている他、右手には2人掛けのテーブル席が2卓配されている。カウンター席に座り、食券を店員に渡して、料理を注文する。注文したのは「海老味噌つけ蕎麦(特)」と「豚丼」である。店員に「つけ汁は温かいのと冷たいの、どちらにしますか?」と聞かれたので、冷たいつけ汁を希望した。
カウンターの上には冷緑茶と割スープの2種類のポットと、台ふきんが置かれている。テーブルの上には揚げネギと白ゴマ、特製スパイス、BONSAI特製生姜フルーツ酢、ラー油、一味唐辛子といった調味料のほか、ティッシュボックスとアルコール消毒液、楊枝が置かれていて、更に重ねたコップが並べられている。
コップを1つ手に取り、冷緑茶を注いで、まずは一杯飲み干した。渇いていた喉が少し潤うと、再び冷麦茶を注いで卓上に置いた。
しばらくして、料理が一式載せられたトレーがカウンターの中から出された。トレーの上には蕎麦とつけ汁、豚丼が載せられていて、箸が添えられている。
丼に盛られた蕎麦はそば殻を混ぜ込んだ黒くて太い特注の日本蕎麦で、刻み海苔がたっぷりとトッピングされていて、貝割れ大根が添えられている。ちなみに特盛の蕎麦の量は500gとなっている。
つけ汁はオリジナル調合の鰹・鯖・宗田等の節をたっぷり使用したダシに店オリジナルのカエシをあわせ、大量の鶏皮から取る純度100%の鶏油、数種類の天然スパイスを煎ってから砕いて混ぜた特製スパイス等の調味料を加えた基本の汁に海老ソースと辛味噌を使用しているとのこと。つけ汁の中には鶏肉とタケノコ、ネギが入っている他、たっぷりの干しエビとパセリが少量浮かべられている。
まずは蕎麦を食べる。蕎麦をつけ汁に浸して、蕎麦を口に運んだ。コシのある蕎麦は歯応えがあって美味しい。冷たいつけ汁に冷たい蕎麦の組み合わせが汗だくの体を適度に冷やしてくれる。つるつるとした喉越しで、いくらでも食べられる。
つけ汁の中に入っている鶏肉は脂身が無く、ダシがたっぷりと絡まってジューシーな歯応えで美味しい。タケノコは蕎麦と同じ太さにカットされていて、ネギと一緒に蕎麦に絡まって口の中に入ってくる。海老の濃厚な味わいに辛味噌の辛味がアクセントになっていて、食べ応えがある。深みのある味わいのつけ汁からは海老味噌の香りががつんと香り、干しエビの食感と香りが加わって、結構美味しい。
蕎麦を食べながら、刻み海苔と貝割れをつけ汁に投入し、更に蕎麦をすする。濃厚なつけ汁はサッパリとして美味しいのだが、途中で揚げネギを投入して、少しつけ汁に油を足してみた。つけ汁をたっぷりと吸った揚げネギはサクサクとした食感ながらもジューシーで美味しい。蕎麦に新たなアクセントが加わって、夢中で食べていると、蕎麦の入った丼が空になった。
ここで、「豚丼」を食べる。「豚丼」は小さめの丼にご飯を盛り、ネギを載せてタレをかけ、更にその上に炙った豚バラの薄肉を11枚載せてタレをかけ、白ゴマが散らされている。
丼を左手で持ち上げて、豚バラ肉と一緒にご飯をかき込む。甘辛いタレがかけられた豚バラ肉はカリカリとした食感で、脂が甘い。ネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて、食べ応えがある。
途中でつけ汁を少し注いで、雑炊風にして食べる。サラサラとかき込むようにして食べると、あっと言う間に丼は空になった。
最後につけ汁に割りスープを入れて飲み干す。温かいつけ汁は魚介系の風味がする。つけ汁を飲み干すと、お腹も一杯になった。満腹、満足である。美味かった。
コップに残った冷緑茶を飲み干すと、席を立って店を出た。外は霧雨のような雨が降っている。店から駅まで少し急ぎ足で歩いて行った。
国分寺駅の改札に入ると、中央線下りホームに降りる。しばらくしてホームに滑り込んできた電車に乗って帰宅の途についた。
電車が日野駅に到着すると、改札を抜けて駅の外に出た。日野は雨が降っていなかったものの上空には厚い雲が広がっている。空気がシメシメとしてワイシャツがしっとりと濡れていた。時計の針が10時を廻る頃に北よりの風が吹いてきて、湿った風が涼しく感じられる。団地の草むらからは虫の鳴く音が聞こえた。