今日は晴れときどき曇りのち雨。今朝は上空に青空が広がっているものの、薄雲が東の空に広がっていて、薄日が射していた。今朝の気温は23℃で湿度が高く、弱い西よりの風が吹いている。出勤のために外に出ると、空気がシメシメとしていて、朝から蒸すような陽気である。空高くツバメが飛び交っているのが見えた。
今日から、ビジネスカバンで通勤するのを止めて、ビジネスリュックサックを担いで仕事に行くことにした。先日、クローゼットの中からウエストポーチが出てきた。20年以上も前に海外旅行に行ったときに使用したものである。これに財布と定期入れ、携帯電話を入れて腰のあたりに装着すれば、ビジネスリュックサックを担いでもスラックスの腰のあたりが擦れないのではないかと考えた。特に週末は業務用端末を家に持ち帰っていることもあって、週末と週明けはかなり荷物が重い。ビジネスカバンを片肩にかけて出勤するよりも、両肩にビジネスリュックサックを背負えば、肩にかかる荷重が単純計算で半分になる。見栄えはダサいかもしれないが、おっさんになってあまり気にしなくなった。とにかく、今日からウエストポーチを腰につけて、ビジネスリュックサックで出勤する。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。新宿駅に到着すると、地下道を歩いて職場に向かった。職場に着くと西側の窓から外を見渡す。西の空には薄い雲が広がっていて、眼下に見える市街地の先には関東山地の低山のシルエットが淡く見えていた。都心はやや風が強くて、新宿中央公園の木々の枝が風に揺れている。雲を透かすように照り付ける朝日の日射しが次第に強くなってきた。
日中は曇り。昼間の最高気温は31℃で、真夏日となった。お昼休みに外に出てみると、朝より湿度が下がってきたものの、湿度が高めで、蒸し暑く感じられる。上空には雲が多いものの、薄日が射していた。日射しがほとんど無いので、午前中よりは凌ぎやすく感じられるものの、ぬるい北よりの風が吹いていて、不快な陽気である。午後になって南よりの風が吹いてくると、再び湿度が高くなってきて雲の厚みが増してきた。
夕方、仕事に区切りが付いたところで帰ることにした。まだ日没前で、空は明るい。ちょっと帰るのに躊躇してしまうが、それは割り切って職場を出た。新宿駅から中央・総武各駅停車線と中央線の電車を乗り継いで帰宅の途につく。
電車が立川駅に到着したところで、一旦、電車を降りた。先週からいろいろとあって、少し気分転換をしたい気分である。しかもまだ時間が早いこともあって、少し気持ちに余裕がある。そこで、久しぶりに仕事帰りにお茶をしていくことにした。エスカレーターでエキュート立川3階に上がり、フロア南側にあるカフェ「タリーズコーヒー エキュート立川店」に入店する。
昨年3月にタリーズコーヒーの隣にあった「JP金融ラボ エキュート立川店」が閉店して、その空間もタリーズコーヒーのイートインスペースになった。そのため、店内はかなり広い。奥のカウンター席を1つ確保すると、入口脇のレジに進んだ。ショーケースの中を見ながらドリンクとケーキを注文する。注文したのは「宮崎県産 日向夏スワークル」と「ハニーレモンタルト」である。代金をタリーズカードで支払うと、ケーキとドリンクの載ったトレーを受け取った。奥のカウンターでプラスチックのスプーンを1つもらい、カトラリ類が載せられた台から紙ナプキンとお冷をトレーの上に載せて、確保したカウンター席に運んだ。
さっそく紙おしぼりで手を拭き、「宮崎県産 日向夏スワークル」を飲むことにする。「宮崎県産 日向夏スワークル」は宮城県産の特産柑橘「日向夏」を使用したフローズンドリンクである。
宮崎発祥の「日向夏」はニューサマーオレンジとも呼ばれ、爽やかな香りと甘酸っぱい味わいが特徴で、柑橘のなかでもめずらしく、白い綿の部分の「白皮」はやわらかくほんのりとした甘みがあり、果肉と一緒に食べると甘酸っぱいハーモニーを楽しむことができるとのこと。グラスの底にハニーゼリーを入れて、その上に日向夏のフローズンが入れてある。
ストローを挿して勢いよく吸い込むと、ぷるんとしたハニーゼリーの食感の後からさっぱりとしたフローズンドリンクが流れ込んできた。日向夏果汁を使用したハニーゼリーは日向夏のみずみずしい酸味と甘みが感じられる。ストローで吸うのを止めて、スプーンでフローズンドリンクを掬って口に運ぶ。爽やかな酸味と食感が楽しいのフローズンは冷たくて美味しい。爽やかな味わいのスワークルはいい気分転換になった。
「宮崎県産 日向夏スワークル」をグラスの半分くらいまで楽しんだところで、ケーキを食べることにした。
「ハニーレモンタルト」はタルト地にハニーレモンムースをサンドしたチーズムースを載せて、ハニーレモンナパージュとレモンスライスをデコレーションして、艶やかで清涼感のある見た目に仕上げられている。
ケーキにフォークを入れて口に運ぶ。滑らかな舌触りのチーズムースはまろやかで、さっぱりとした味わいが美味しい。チーズムースに合わせたレモンはほどよい酸味で、口溶けの良い食感のムースに爽やかなレモンの香りが加わって清涼感溢れる味わいが楽しめる。ハチミツの優しい甘みがひろがる爽やかな味わいは疲れた身体を労わるように感じられた。
ケーキを食べてしまうと、再び「宮崎県産 日向夏スワークル」を飲む。ケーキの爽やかな味わいとスワークルのフルーティーな甘さが合わさって、喉の奥に消えていく。今日は暑かったこともあって、爽やかなケーキと冷たいフローズンドリンクの組み合わせが美味しかった。どちらも柑橘系で、ちょっと気分も爽やかに感じられる。ちょっと落ち着いた気分である。
「宮崎県産 日向夏スワークル」の入っていたグラスが空になると、紙コップの冷水を注ぎ入れてグラスを綺麗に洗うようにして飲む。ビジネスリュックサックの中から文庫本を取り出すと、本を読みながら冷水を飲んだ。混雑電車の中で読んでいた本だが、あと数ページで読み切ってしまう。そこで、本を読み終わるまで店内でくつろぐことにした。本を読み切る頃にはグラスの中の冷水も無くなった。文庫本をしまって、食器を返却すると、店を出る。立川駅に戻って改札に入ると、中央線下りホームに降りた。電車に乗って隣駅の日野駅に向かう。
日野駅に到着すると、改札を抜けて駅の外に出た。上空には厚くて白い雲が広がっていて、少し蒸すような陽気である。家に着いてしばらくすると、雨がパラパラと降ってきた。