J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日のラーメン(冷やかけ大@舎鈴 新宿センタービル店)

2023年06月17日 | ラーメン(23区)


今日は晴れ。枕元の目覚まし時計代わりにしている携帯電話のアラームが鳴って、目が覚めたのは午前9時である。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には雲ひとつ無い青空が広がっていて、強い日射しが照りつけている。団地の前庭の木々の緑は濃くなっていて、茂みの中から鳥のさえずりが聞こえている。風はほとんど無く、日射しの熱が、既に暑いほどに感じられた。
日中は晴れて、青空が広がった。上空から西の空に掛けて綿を広げたような大きな雲が漂っているものの、強い日射しが照りつけている。日中の最高気温は31℃で、2日連続の真夏日となった。湿度が低く、強い南よりの風が吹いている。空気が乾燥しているものの、厳しい暑さで外に出るとまるでサウナに入ったような陽気となった。

午後は快晴となった。お昼に上空にあったはずの雲は無く、強い日射しが降り注いでいる。まだ6月で梅雨も明けていないが、既に真夏の空模様となった。むしろセミの鳴き声が聞こえない方がおかしいくらいに感じられる。辺りは外を歩いている人も少なく、しんと静まりかえっていた。
午後、新宿に所用があって出かける。電車に乗って新宿駅に到着すると、まずは遅いお昼を食べることにした。今日は朝から何も食べておらず、コーヒーを飲んだだけである。しかし、既に午後3時を過ぎて、多くの店はランチタイムも終えている。何か食べたいと思って入ったのは新宿センタービルである。

4号街路地下道からセンタービル地下1階に入るとすぐ左手にラーメン屋「舎鈴 新宿センタービル店」がある。この店のあった場所は、天丼屋「天丼てんや 新宿センタービル店」があったが、一昨年12月に閉店し、今年の4月にラーメン屋「舎鈴」としてオープンした。今日はこの店に入ることにした。


店に入ると、入口正面にタッチパネル式の券売機があり、ここで食券を購入する。トップ画面には季節商品の「冷やかけ」が表示されている。


右上のタブの「つけめん」を表示させた。


「中華そば」の画面も見てみる。


その他のページは中国語と英語のページになっている。
既に閉店したラーメン屋「舎鈴 新宿西口店」でつけめんを食べたことがあるので、今日は別のメニューを食べてみたいところである。しかし、今日は暑いこともあって「中華そば」よりも「冷やかけ」を試してみたいところである。そこで、「冷やかけ」を注文することにしたのだが、ここで判断ミスをしてしまった。とにかくひもじいという気持ちと暑いという感覚が自分を圧していて、普段は汁そばを食べるときは並盛を注文するのだが、このときは迷わず大盛を注文していたのである。

そして、汁そばには必ず注文する「ライス」も注文した。ライスを注文する以上は「特製盛り」も注文する。食券を購入すると、空いている席に座った。
この店のシステムは
① 食券を買い、店内の空いている席に座って料理が出来るのを待つ。
② やがて食券に書かれている番号が呼ばれるので、奥の配膳口で料理を受け取る。
となっている。

店内は奥に厨房があって、その厨房の右手奥に4人掛けのテーブル席が2卓配されている他、厨房の手前に向かい合わせに14人が座れる長テーブルがあって、中央に仕切板が設けられて、カウンター席になっている。その両脇の壁や厨房に面してカウンター席が19席設けられている。
配膳口の脇と店の中程に置かれた台の上には冷水器と紙エプロン、スープ割のポットが置かれている。冷水器の横に紙コップディスペンサーが設けられているので、そこから紙コップを1つ取り出すと、冷水器で冷水を注いで、確保した席に置いた。

中央の仕切板の下には一味唐辛子、柚子粉 黄、七味 黒、粗挽き梅 赤、季節の柑橘酢、粗挽コショウといった薬味が並べられている他、箸と楊枝、台ふきん、紙ナプキンが置かれている。
やがて、店内のアナウンスが流れて、食券の番号が呼ばれた。店の入口脇に設置されたディスプレイにもできあがった商品の食券の番号が映し出されている。配膳口で食券を店員に渡すと、配膳口脇に置かれたレンゲを1つトレーに載せて、確保した席に戻った。


さっそく箸と紙ナプキンを1枚取ると、まずは「冷やかけ大盛」を食べることにする。一見して、やっちまったな、と後悔した。
「冷やかけ大盛」の麺はストレートの太麺で、透き通った山吹色のスープに浸かっている。麺の上には6切れにカットされたチャーシューとナルトが1枚、メンマ、刻みネギ、刻み海苔が載せられている。スープには氷が浮かべられている。


スープは丼の縁近くまで注がれていた。麺はスープに浸かりきらずに山盛りに盛られている。太麺ということも手伝って、かなりのボリュームである。大盛りにしたことの後悔がわき起こってきた。
まずはこぼれそうなくらいに注がれたスープを減らそうと、レンゲを取ってスープを掬って飲んだ。特製出汁を使ったというスープは冷たくて美味しい。煮干しと鰹が効いた強めの醤油スープはスッキリとした味わいながら、節の味わいが濃くて、旨味が濃厚に感じられる。暑い夏に合うように少し味が濃いめに感じられた。

麺を食べてもスープがこぼれないくらいにまで減ったところで、レンゲを置くと麺を食べる。太いストレート麺はたっぷりのスープを纏って口の中に入ってくる。小麦の風味を生かした太麺は、弾力のある歯応えにコシがあって美味しい。噛めば噛むほどに味わい深い麺で、スープの旨さが絡まって、食べ応えがある。
麺を食べていると、麺に絡まって麺の上に載せられた具が口の中に入ってきた。チャーシューは麺の太さに合わせて刻まれている。脂身の少ないチャーシューはハムのような食感で、麺の歯応えを邪魔しないような工夫がされている。メンマも麺の食感にアクセントを与えている。パリパリとした歯応えにスープが加わって、ジューシーで美味しい。刻みネギのシャキシャキとした食感もまた、麺の食感に彩りとアクセントを与えている。もうどうにも箸が止まらない。

特製盛りの小皿の上には海苔が2枚と味玉が1個、チャーシューが1枚載せられている。


この内、海苔をまずはスープに浸して、ライスで食べることにした。
ライスはお碗に盛られている。


ライスの上にスープに浸した海苔を広げて、ライスを巻くようにして口に運ぶ。やや固めに炊かれたライスは弾力のある歯応えで、ジューシーな海苔との組み合わせが美味しい。濃いめの味わいのスープを纏ったライスは、食べ応えがある。あっと言う間に2枚の海苔が無くなった。
海苔を片付けたところで、特製盛りの小皿の上に残った味玉とチャーシューを「冷やかけ」の丼に投入して、麺を食べる。味玉は黄身の味わいが濃くて美味しい。チャーシューはスープに浸して、そのままかぶりついた。脂身の少ない肉質系のチャーシューは肉そのものといった味わいで美味しい。刻んだチャーシューと刻まないチャーシューの歯ごたえの違いが、肉の味わいにもあらわれているようだ。

麺をあらかた食べ終えたところで、スープをレンゲで掬ってライスに注いだ。ライスがスープでヒタヒタになったところで、お茶漬けをかき込む要領で、ライスを食べる。冷たい雑炊といった感じになった汁かけご飯は具の無い冷や汁ご飯のようにサッパリとして美味しい。あっと言う間にお碗が空になった。
最後に「冷やかけ」の丼に残ったスープを飲み干して完食。食べる前はそのボリュームに焦りを感じていたが、食べてみればあっけなかった。ただ、かなり食べた気分である。お腹もいっぱいだ。

紙コップに残ったお冷やを飲み干すと、食器類を返却口に戻して店を出た。その後、所用を済ませて帰宅の途につく。
新宿駅の中央線下りホームに昇ると、ホームはかなり混んでいた。混雑を避けて、特別快速電車を見送り、その後にきた快速電車に乗り込む。途中駅で席が空いたので、シートに腰を下ろした。急速に眠気が襲ってきて、瞼を閉じる。目が覚めた時には、電車が多摩川を渡るところだった。

日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。夕日が山のシルエットに隠れる頃、家に到着する。西の空が赤く染まり、山々のシルエットがクッキリと映えていた。夕暮れ時の風が心地よく感じられた。


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