JARLニュース(平成28年1月6日)より
★1.2GHz帯レピータ局管理団体の皆様へ【連絡とお願い】
JARLワイヤレスネットワーク委員会★
レピータ局管理団体の構成員の皆様には、レピータ局の維持管理で大変お
世話になりありがとうございます。
2010年9月11日に準天頂衛星(QZSS)初号機である「みちびき」(QZS-1)が
H-?Aロケット18号機で打ち上げられ、試験運用を開始しました。
準天頂衛星は、現在使用しているアメリカのGPS衛星システムの補完機能
(測位可能時間の拡大)と測位精度や信頼性を向上させる補強機能などを有
する測位衛星システムです。平成23年9月30日に「実用準天頂衛星システム
事業の推進の基本的考え方」が閣議決定されました(閣議決定の内容やシス
テム整備の意義については下記のURLで参照してください)。
▽内閣府「準天頂衛星システムについて」
http://www8.cao.go.jp/space/qzs/qzs.html
■準天頂衛星とアマチュア無線の関わり
準天頂衛星とアマチュア無線の関わりは、1278.75MHzのLEX(L6)と呼ば
れる補強信号がアマチュア無線の周波数と共用であることです。この信号は
42MHzの帯域幅でありアマチュアバンドの1260~1300MHzの全帯域と重なり
ます。
測位衛星からの送信電力は123W(EIRP)ですが、広帯域に拡散している
ことなどからアマチュア無線業務へ干渉が発生することはありません。
しかし、LEX(L6)信号を使用する測位補強システムがアマチュア無線の
電波により影響を受けることが「みちびき」を使用した実証実験により確認
されました。
■アマチュア無線の1200MHz帯は二次業務
1200MHz帯のアマチュア無線は、二次業務に位置づけられています。この
周波数帯で運用する際は、優先される一次業務に有害な影響を与えないこと
が前提となっています。
2013年から2015年の三年間に総務省により準天頂衛星システムと1200MHz
帯アマチュア無線との電波干渉に関して調査検討がおこなわれました。
この調査検討会では、机上検討を始め1200MHz帯アマチュア無線用レピータ
装置による干渉試験がおこなわれましたが、同一場所において長時間電波を
送信するレピータ局の送信電力を10Wから1Wに減力することにより、準天頂
衛星システムへの干渉問題は問題のないことを確認しました。
■1200MHz帯レピータの減力対応について
この調査検討の結果や意見募集の結果を受けて、1200MHz帯レピータ局の
送信電力を1Wに減力するため、関連する無線局の技術基準に係る制度整備
作業が総務省によりおこなわれています。
1200MHz帯レピータ局の管理団体の皆様には、送信電力の減力のための工事
や変更申請、新スプリアス規格への対応など通常のレピータ局の維持管理以外
の対応をお願いすることになりますが、諸事情をご理解いただきよろしくご
協力をお願いいたします。
具体的な進め方につきましては、2017年3月中旬以降に1200MHz帯レピータ
局管理団体の代表者宛に郵送にて、詳細をご案内させていただきます。
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