西湖根場浜駐車場には7時過ぎに着きましたが，朝霧が立ち込めて富士山も目指す王岳方面の山並みも見えません。
王岳の登山口は根場の大きな駐車場を横切った先にあります。
ススキの原を進んでいくと林道に出ます。
かなり荒れた林道で車はしばらく走った形跡がないようでした。
最近各地で熊の出没が連日報道されていますが，この山では林道脇に熊捕獲用の罠が設置されていました。
この林道歩きが50分ほど続き，林道歩きに飽きてきたころにようやく登山口の標識がありました。
ここからは堰堤や枯れた沢を辿り30分ほど登ると本格的な登りが始まります。
ところどころで紅葉した木々が目を楽しませてくれました。
やがて左手前方に聖，赤石，荒川の南アルプスの山並みが見えてきました。
尾根に出れば山頂まであと30分ほどです。
ササが生い茂る細い登山道を上り詰めると，「鬼ヶ岳⇒」の標識があります。
右に折れて2分で山頂です。
山頂には鬼ヶ岳から来たという登山者が一人休憩していました。
正面に富士山を望むことができるのですが，南アルプスは木立が邪魔をして写真にはなりません。
ちょうどこの時間は太陽が富士山の真上にかかるので，あえて太陽を入れて撮ってみました。
11月とは思えないポカポカ陽気の中，ランチタイムはアウターを着ることなく過ごすことができました。
1時間ほどのんびりして往路を戻りました。
前回は鍵掛峠を経由して周遊したのですが，それほど景色を楽しむことができないので今日はピストンです。
登山口まで下りて振り返ると。
堂々とした山容ですね。
ススキを前景にすると。
お昼過ぎに駐車場に戻ってきました。
ポカポカ陽気の中，静かな山行を楽しむことができました。
