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Blog☆HiloⅡ

東京オリパラをめぐる汚職事件


まだ全容が見えてこないけど,現在のオリパラの組織がすでに破綻しているからこうした問題が起きるのでしょう。
このブログでも過去に何度も書いているけど,五輪がアマチュアの祭典から商業オリンピックにシフトしたころから無理が生じてきているんです。
とんでもない額の税金が投入されているのにお金の流れが見えない,情報公開もされない。
そんな組織をこれまで野放しにしてきた国や自治体に問題があります。
エイベリー・ブランデージという人をご存知ですか?
国際オリンピック委員会(IOC)第5代会長です。
彼はオリンピックに出場できるのはアマチュアに限られるというオリンピック憲章にこだわった人で「ミスターアマチュア」と呼ばれていました。
しかし,1970年当時のスキー競技はワールドカップが主流で選手の多くは企業からの報酬を得ていました。
力のある選手に純然たるアマチュア選手が存在しなくなっていたのです。
このためエイベリー・ブランデージ氏との確執から選手が大会をボイコットするという事態にまで発展しました。
この時は事なきを得たのですが,これを機にオリンピック憲章から「アマチュア」の文言が削除されることになったのです。
札幌オリンピックが冬季五輪最後のアマチュアの祭典だったということです。
そして商業五輪がどんどんエスカレートして今日に至ります。
この辺で当初の五輪精神に立ち戻るか,すべてを民間に任せるか考える時期に来ていると思います。
ボクは札幌で開催されるであろう2030年冬季大会は再びアマチュアの祭典となってほしいと思うけど,そうすると出場できる選手がごくわずかになってしまいますね。
であれば,何でもありの民間にお任せするのがベストでしょうか。
いや,ワールドカップがあるのだからもはやオリパラなど不要かもしれません。
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