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昨日に続き、バロックダンスの話題を・・
・・と言っても、今日は、1本の映画をご紹介しましょう♪
その前に、今日アップした写真は、誰でしょう??
そう、答えは、『太陽王
』とも呼ばれた、フランス国王・ルイ14世です。
当たった方、おめでとうございます
(笑)
なぜ 太陽王 と呼ばれたか・・・それは、それまでの宰相による政治から、自らによる親政を敷き、
権力を国王に集中させた、絶対王政の象徴・・・というのが一番の理由でしょうが、
実はそれ以外にも理由があるのです
国王は踊り(バレエ(現代で言うところのバロックダンス))が大好きで、自ら『太陽
』の役で出演し、踊ったことから、
このように呼ばれるようになった、とも言われています。
さて、今日ご紹介する、『王は踊る』(Le Roi danse(ル・ロワ ダーンス))ですが、
ルイ14世に仕えた音楽家・リュリを主人公に、王との関係、
また、王宮での政治的な駆け引きや陰謀
などが、丁寧に描かれています。
しかし、やはり大きな見どころは、タイトルにもなっている、踊りのシーンではないでしょうか
近年解読されたという、当時の舞踏譜に基づいて、劇中では再現されたとのことですが、
太陽(ルイ)を中心に、他の惑星(側近・大臣等)がひれ伏す・・というようなシーン(振付)もあり、
王が単に踊り好きということではなく、踊りの役柄・内容そのものが、権力の象徴である、と
観る者に強く印象付けます
ダンスのシーンでは、ステップ以外にも、衣装、演出、全て興味深いのですが、足元にも注目です
足も長く見える、ヒールの高い靴を、好んで履いたと言われています
ルイ14世は、ダンスをはじめ、音楽や演劇などの芸術を愛し、保護しましたが、
彼は、国王でありながらも、5歳で即位したため、母が摂政となり、また、宰相を置いていたことで、
22歳まで自ら政治に携わることができませんでした。
そういったことも、ますます芸術(特にダンス)に傾倒していった理由かもしれません。
リュリは、そんな国王に才能を高く買われ、王に仕え、王を讃える音楽を書いたのでした。
実は、リュリは元々イタリア人ですが、フランス王家に仕える身となります。
劇中、王家に仕えるフランス人の音楽家たちが、イタリア音楽を一段低く見ている様子が描かれており、
また、リュリ自身もイタリア人のままでは何かと不便、フランス国籍が欲しい・・と
王に懇願するシーンは大変興味深く、印象的です
時は流れ・・・最後は、あることから王の不興を買い、寵愛も受けられなくなってしまいました
そして、演奏中、指揮棒(当時は杖のような感じ)を誤って足に突き刺してしまい
、
それが元で亡くなったと言われています。
ダンスシーンにとどまらず、当時の宮廷文化もわかるので、とても面白い作品だと思います
王の権力者ゆえの孤独や、微妙な心の変化も、うまく描いていると思います。
また、登場人物も、国王やリュリの他、宰相マザラン、劇作家モリエール、庭師ル・ノートルなど、
実在の人物が出てくるのも面白かったですね~
ご興味ある方は、どうぞご覧下さいませ~
ちなみに、ブックマークに you tube を加えましたが、
バロックダンス と検索すると、王は踊る の、バレエシーンにもヒットします☆
※ ルイ14世の最大の功績の1つ、それは、バレエの基礎を作ったことでしょう
今日のバレエの隆盛は、王室付属のバレエ学校を作ったことに始まる、と言ってもいいかもしれません
・・と言っても、今日は、1本の映画をご紹介しましょう♪
その前に、今日アップした写真は、誰でしょう??
そう、答えは、『太陽王
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当たった方、おめでとうございます
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なぜ 太陽王 と呼ばれたか・・・それは、それまでの宰相による政治から、自らによる親政を敷き、
権力を国王に集中させた、絶対王政の象徴・・・というのが一番の理由でしょうが、
実はそれ以外にも理由があるのです

国王は踊り(バレエ(現代で言うところのバロックダンス))が大好きで、自ら『太陽
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このように呼ばれるようになった、とも言われています。
さて、今日ご紹介する、『王は踊る』(Le Roi danse(ル・ロワ ダーンス))ですが、
ルイ14世に仕えた音楽家・リュリを主人公に、王との関係、
また、王宮での政治的な駆け引きや陰謀
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しかし、やはり大きな見どころは、タイトルにもなっている、踊りのシーンではないでしょうか
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近年解読されたという、当時の舞踏譜に基づいて、劇中では再現されたとのことですが、
太陽(ルイ)を中心に、他の惑星(側近・大臣等)がひれ伏す・・というようなシーン(振付)もあり、
王が単に踊り好きということではなく、踊りの役柄・内容そのものが、権力の象徴である、と
観る者に強く印象付けます
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ダンスのシーンでは、ステップ以外にも、衣装、演出、全て興味深いのですが、足元にも注目です
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足も長く見える、ヒールの高い靴を、好んで履いたと言われています
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ルイ14世は、ダンスをはじめ、音楽や演劇などの芸術を愛し、保護しましたが、
彼は、国王でありながらも、5歳で即位したため、母が摂政となり、また、宰相を置いていたことで、
22歳まで自ら政治に携わることができませんでした。
そういったことも、ますます芸術(特にダンス)に傾倒していった理由かもしれません。
リュリは、そんな国王に才能を高く買われ、王に仕え、王を讃える音楽を書いたのでした。
実は、リュリは元々イタリア人ですが、フランス王家に仕える身となります。
劇中、王家に仕えるフランス人の音楽家たちが、イタリア音楽を一段低く見ている様子が描かれており、
また、リュリ自身もイタリア人のままでは何かと不便、フランス国籍が欲しい・・と
王に懇願するシーンは大変興味深く、印象的です
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時は流れ・・・最後は、あることから王の不興を買い、寵愛も受けられなくなってしまいました
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そして、演奏中、指揮棒(当時は杖のような感じ)を誤って足に突き刺してしまい
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それが元で亡くなったと言われています。
ダンスシーンにとどまらず、当時の宮廷文化もわかるので、とても面白い作品だと思います
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王の権力者ゆえの孤独や、微妙な心の変化も、うまく描いていると思います。
また、登場人物も、国王やリュリの他、宰相マザラン、劇作家モリエール、庭師ル・ノートルなど、
実在の人物が出てくるのも面白かったですね~
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ご興味ある方は、どうぞご覧下さいませ~
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ちなみに、ブックマークに you tube を加えましたが、
バロックダンス と検索すると、王は踊る の、バレエシーンにもヒットします☆
※ ルイ14世の最大の功績の1つ、それは、バレエの基礎を作ったことでしょう
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今日のバレエの隆盛は、王室付属のバレエ学校を作ったことに始まる、と言ってもいいかもしれません
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今度帰ったらもう1度映画見てみましょー♪
好みはわかれるとこだろうけど・・
you tubeで一部やってるからご覧あれ♪