OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。

●来年こそはCWという方に。

2022年10月14日 | アマチュア無線<CW>

QSOパーティで初デビューは、いかが?。『5NN』のほか『名前』を打つのが『コンテストナンバー』です。すごくいい訓練になりましたよ。QRSの局もいます。とにかく20局やったら、ログ出して『うさぎのシールをもらえばいい』のです。使えるものは、使い倒して遊び倒そう!。

【写真:全市全郡コンテスト時のログ】

※便宜的に7.000になっていますがバンドエッヂ運用ではありません


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◆コンテストはCWのデビューにピッタリ!
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CWerになるには『結局、成功体験を積むこと』ちゃうかな、

とか思ったりしています。

コンテストは『あっさりしたQSO』ばかりなので、

成功体験の数を増やすには、ピッタリです。

 

<コツ(私見ですよ)>

1,聞きやすい符号を打つ『強い局』を見つける

2,その局のコールサインを必死で書き取る

3,続けて送っているコンテストナンバーを書き取る

4,ハムログ等でロギングしておく

5,コールして、コールバックがあればログを保存しておく

 

なんで、聞き取りやすい強い局をチョイスするかを説明します。

おしなべて『H』つまりハイパワーの1級局が多いです。

聞き取りやすい符号を打つ局は、

おしなべてQSOもスムーズ。

回ってくる順番も早いです。

 

私らのような『2522M』より『25●●H』の局の方が、経験も豊富です。

『AGN?』も、ポイントを押さえています。

Mの局も上手い人が多いですが、Hの局は『やはり安定感』が抜群です。

(中には、そうでない局もいるでしょうが、少ないです)

 

10~11月はいろんなところで大小コンテストが行われています。

お手本は『ワッチ』するだけで『ごろごろ』と、転がっています。

『このフレーズ、頂き!』とラバスタでも、お手本が集まりますね。

 

最初のうちは、

送信電文原稿を作って『符号も、なぞりながら打つ』のもOKです。

しばらくやっていくと『自分風のラバスタマニュアル』ができてきます。

CWのワッチには『ノート』等、筆記具を用意しておくといいでしょう。

 

まぁ、実際にやってみると、

120文字/分を超えた速度は書き取りが追い付かなくなります。

そうなれば、しめたもの。

ほっといても『ある程度の文脈はわかるように成長しています』。

 

プロの(漁業無線など)通信士は、

『他人から受けた「暗号電文」を「間違いなく打つ」のが「仕事」』です。

アマチュアとプロは『目的が違います』ね。

でも、固定された右手うちの縦ブレキーで安定したキーイングには、

目を見張るものがあります。

 

プロは『勝手なローカル・ルール』は通用しません。

アマチュアといえども『あまり度が過ぎた自己満足キーイング』は、

『近寄りがたい』もの。

せっかく遊ぶなら、楽しく遊ぶにはどうしたらいいか、

ここを考えるのが『大人の遊び』だと思いました。

 

勉強しない子供より、遊び方を忘れた大人の方が『問題児』だと思います。

 

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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
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●我が家の『アマチュア無線のアンテナ』。

2022年02月13日 | アマチュア無線<CW>

車載型のアンテナで、短波帯の7MHz帯に同調させている。

マグネット基台を鋼鈑製・ヨドコウ物置×2棟にアルミ板を敷き詰め、

高周波アースを『バッチリ』取れている。

このアンテナで、国内全エリアはもとより、全都道府県賞、

自分でも仰天したのは『六大陸州』と、数か月で交信できたことだ。

ちなみに、多くの運用者がいるデジタルモード(FT8)を使い、

国内向けには1~5W程度、海外には25~50Wで運用している。

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●高速CW受信練習のススメを受けた。

2022年02月11日 | アマチュア無線<CW>

アマチュア無線の電信(CW=モールス)のクラブに入ってみたが、

何事も、一旦は『1クール(3か月)で見極める』ようにしている。

このクラブでは、会長自らが『スロー打ちCW』を毎日やっていて、

これなら符号を覚えられるかも・・・と期待したのだが、

どうも、違う・・・。

 

なので、2か月分の会費を残して退会した。

 

あるOM(先輩)局は『あれはスロー過ぎ。練習にならないよ』と言われた。

なぜなら『ゆっくり打ちだと「E=・」か「T=ー」の羅列にしか聞こえず、

実際の交信では、毎分100文字くらいが標準』だという。

 

徐々に送信速度をアップしてもらったら?という声もあるのだが、

例えば、毎分40文字~50文字くらいの速度に慣れてしまうと、

それが、かえって『壁』になるのだとか。

 

そのOM局は『毎分100文字の受信でやるべきだ』と力説された。

 

さらに『1つの符号は、毎分100文字の速度で打つとして、

そこで、3秒に1文字打つとか、1文字打てば1文字スペースをあけるとか、

そういう練習を積まないと、実戦では役に立たなくなる』という。

 

なるほどなぁ。

 

またOM局は『みなさんが壁にぶつかるのは、遅い速度で練習するから。

その速度が壁になって越えにくくなる。

だったら、最初から毎分100文字の速度で1つづつ覚えていけばいい。

覚えた時点で、毎分100文字に慣れてしまっているのだから、

毎分100文字の速度での受信練習は不要でしょ』ときた。

 

・最初から、いきなり『毎分100文字』で受信練習をする

・覚えたら、すでに毎分100文字の速度に慣れている

・そこから、毎分125文字くらいにステップアップするのは意外に容易

 

さすが、過去にモールス通信関係の執筆をされた方だ。納得してしまった。

 

どんな分野でも『教え魔』がいる。

ゴルフ、釣り、囲碁、将棋・・・。

それも、たいていは我流である。

 

さらに、みんな言うことがバラバラで初心者は戸惑うばかり。

だったら、自分で見切って、とっとと上達の道を探った方が早道だ。

もちろん、きちんとした教育体系が整っていて、

先生も『公的に認められた指導者グレード』や同等の技量がある方なら、

信頼できるが、素人、アマチュアの域では、そういう人に出会うのは至難の業だ。

 

とにかく、とっとと上達の道を探ってみようではないか。

 

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●599BK式のつもりが・・・。

2022年02月02日 | アマチュア無線<CW>

1月25日の昼下がり、FT8も『お馴染み局』ばかりになって、気分転換に7MHzのCWへモードチェンジ。当初は、『599TU式』で『打ち逃げ』してやろう・・・と思い、1エリアの強力な局を見つけ、コールしてみましたが・・・。

【写真:過去の送信電文原稿の控えが、救ってくれ無事QSO完了】
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◆送信してみない限り、成功体験は積めません・・・を実感。
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1エリアの局からリターンがあり『BK』を打つつもりが『DO』、

つまり『ホレ』を打ってしまい、『あっちゃー、やってしまった!』。

案の定、先方さんは『コンニチハ オオタサン シンゴウハ・・・』です。

(過去のログで確認なさったようです、hi)

 

たまたま、過去にQSOいただいた局だったので、

QSOパーティで活躍した、

『ホンネンモ ヨロシク オネガイシマス』の送信電文原稿が手元にあり、

何とか、恰好がつきました。

 

最初は、もう、一瞬、頭の中が真っ白に・・・。

 

私は、ヘッドコピーなど『まだまだ』で、

予め、送信電文原稿をいくつか作っておき、

符号をなぞりながらの送信です。

 

OM各局からは『そんな、符号をなぞっていてはだめだ』とか言われますが、

表面には出さないものの『常にけんか腰?』でせっかちな私は、

『まぁ、仰せのことはわかりますが、

頭がついてこない以上、仕方がないでしょう』と、

あんまり気にせず、相変わらず『符号をなぞって』やっています。

 

とはいえ、案外『ワンパターン・フレーズ』が多いことに気づき、

『これって、語学学習の読む・聞く・書く・訳すにそっくりだ』と、

感じました。

なぞり送信も、数を重ねていけば、

『なぞらなくても打てるフレーズが増えた』のも発見でしたねぇ。

 

・学生時代、英語の音読していたら、教科書の見開き程度は丸暗記できた

 

中・高校時代の英語では『ほとんど勉強などやらず音読のみ』で、

まぁ、60点くらいは取れる・・・のを、今になって思い出しました。

 

あるOMは『成功体験を積むこと』を何度も繰り返し仰せです。

 

先週も書いた通りローカルのCWクラブにも、一時期在籍しましたが、

おおかたの活動が『ロールコール命』みたいな雰囲気で、

もともと、クラブ嫌い&ロールコール嫌いだったのと、

『そのうち、できれば夏ごろにお試しキー局をやってみないか』と言われ、

『いやいや、お気持ちはわかりますが、Esシーズン間近で、

 昨年もロールコールに時間を割いた結果、

 DX取りこぼしが思った以上に多く(これは、かなり痛かった!)、

 申し訳ないですが、遠慮させていただきます』と、お断りしました。

 

ロールコールでは、確かに和文の基礎は学べました。

 

とはいえ、

毎日どこかでロールコールをやっているので出てくれって・・・。

そんなに、毎日毎日、ロールコールやって『何が目的なん?』と感じます。

ロールコール参加を続けたら、

必ず『仲間内のなぁなぁ』になって潰れていくのが目に浮かびます。

 

・送信しないことには、絶対に成功体験のきっかけはつかめない

・送信して、リターンをもらって、

 ときどき頭が真っ白にならないと勉強しない

・送信して、頭が真っ白になったら『何が苦手なのか』が見えてきた

・やみくもに、受信練習しても、しんどいし苦痛

 

では、こんな調子で『どうやって交信してんのか・・・?』

 

本当ならば、聞き取って、文字に書き起こして・・・が理想ですね。

とはいえ、うっかり『DO(ホレ)』であたふたする程度の技量ですから、

 

・PC解析も併用して『受信はカンニング』しています。(いいやん、別に)

 

これだと、確かに『なかなか受信能力が上がらない』のですが、

ポジティブ思考で考えれば、

『ま、ハイブリッド受信ってことにしておこう』です。

こんな横着なやり方でも『よく出てくるフレーズ』はPC画面を見なくても、

だいたいわかるようになってきました。

PC画面を『チラ見』して『あぁ、合っているな』と確認もできますし、

ビギナーにとって、一番のハードルは『受信』なのですから、

 

脳みそに余裕をもたせるためにも、しばらくはPC解析も併用しよう、です。

 

・メモリーキーヤーも使う

・受信は、PC解析も頼みの綱

・そのうち、だんだんわかってくる

 

要は、使えるモノは何でも使う。(立ってるモンは親でも使う)

 

OM各局は、ご自身の覚えたやり方を『ああだ、こうだ』と言います。

私は、あまり使いませんが合調語音(語呂合わせ)もダメと言いながら、

それで覚えて、そこそこ打てるようになった局には、

『要は、打てればいいんです』ですって・・・。

(なんなん、この主体性のなさ)

 

一文字一文字覚えた局さんは、

『〇 〇 サ ン コ ン バ ン ハ』と間延びしますね。

 

私は、『~サン コンバンハ』をひとつの言葉(単語)と捉え、

リズム&テンポのいいOM局の『打ち方』を『真似』してみました。

これで得られたのは『おぉ、15~18WPMでも、いけるやん!』でした。

 

調子に乗って『タテ(ストレートキー)だと、どうなるかな?』とやってみれば、

上手いOM局のリズム&テンポを記憶したように打ってみたら、

あらら不思議と『通じた!』のです。

 

これホント、語学学習で『外国で、現地で通じた!』という喜びに似ていますね。

 

CW習得に語学学習法を持ち込むと、

結構、似通った点が多いことに気づきます。

 

私自身、CWに興味を持ったのは『FT8で交信できない時』でした。

 

ある国際的なコンテストのときなどはFT8が『ガラ空き』で、

プロパゲーション的にも『DXができそうなのに、不思議だ!』という体験がありました。

サイクル24から25への転換期で『いわゆるサイクルボトム期』にFT8を始め、

ローカル局も『コンディション低迷だし、50WでEUとかQSOするならFT8しかない』と、

半ば『仕方がないからFT8をやっている側面もある』と言っていました。

 

そう、本当は、みんなSSBやCWの方が『好き』なんですね。

これは、意外でした。

 

DXペディなどで有名なOMがハムショップで仰っていたのは、

『JAの局のFT8運用比率は2/3、つまり70%弱でしょう。

 海外局はFT8のみの運用は1/2で、50%くらい。

 これは、過去のDXペディで数値化できている。

 さらに、JA局は英語が苦手なうえ、低出力、加えてCW軽視。

 あるいは、CWの免許が下りていても「運用できない」のが大きな課題だ』と、仰っていました。

 

同じことが、CQ-hamradio誌・2022年2月号・P165にも掲載されています。

 

冒頭で『ローカルCWのクラブを退会した』と書きましたが、

どうしても夜間運用になると、2mに集中してしまい、

ロールコールに出るコト自体が、無線をすることになりがちです。

もっといえば『ロールコールしか出てこない局が、やたら多い』のも課題でしょうね。

 

・phoneのラグチュー派の概念が

・CW(ホレ)にも浸透し

・ロールコールに出て、キー局ができたら一人前のCWer・・・

・CQを出しても、呼び回っても和文ラグチューで終始

 

こんな調子ですから、属人的な理由でCWがイヤになる前に、

一旦、身を引いて、HFに移り『自分のペース』を探ってみように至りました。

クラブ(組織)を離れてみると『意外に客観的に見えるものだな』と。

もちろん、ロールコールや和文ラグチューで鍛えて頂いたことは無駄ではありません。

しかし、そのうち訪れるであろう『組織ならではの人間関係』など、

CW習得の本質とは無関係なことでイヤになって、

CW自体やめてしまうのは、

非常にもったいない。

 

私は、そう感じました。

 

2022年1月号・P147~P148『CW愛好家』として紹介していただきました。

そこで締めくくりに『こんな楽しいオモチャを手に入れたのだから、

「一生もの」にしよう』はの気持ちは全く変わっていません。

 

・FT8をやらなかったら、無線自体、続けていたかどうか怪しい

・FT8で、DXや国内各地とのQSOを重ねるうち、

 いろんなアワードなど目標ができた

・FT8が、ガラガラに空いたとき、

 『みんな、CWに行っていたのか!』の気づき

 

これから、SNも多くなって100を超える日も増加が期待されます。

▲2022年2月1日は、SN:100とあり、LU(アルゼンチン)と2局交信。

サイクル24の時のように、28MHz帯のSSBでカリブとQSOできたとか、

きっとそんな楽しい日々がやってくると感じます。

 

 

我が家は狭小住宅&密集地なので大きな設備はムリですが、

モードを選択して『バランスよく運用すれば、きっと楽しい』と、

信じています。

 

アマチュア無線は高周波を使った遊びで、

原点はコイルとコンデンサの『LCをどうするか』で飛びも変わってきます。

そんな『工夫』も凝らしながら『バランスの取れた運用』を、

今後も続けていきたいな、と考えています。

 

そのためには、とにかく成功体験を1つでも多く。

失敗体験からも、いちいち悩むことなく、

『どうせ、遊びです。仕事じゃない気楽さが救い』くらいの気持ちで、

取り組んでいければいいなと思っています。

 

いかがでしょうか?。

 

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●教育体系化されていないCW(モールス)の考察。

2022年01月11日 | アマチュア無線<CW>

CW(電信・モールス通信)の練習を重ねていますが、『どうも、教育体系化されていないなぁ』と感じます。私は、別の趣味で『韓国文化に触れるコト』をやっていますが、そのために『ハングル講座のステップアップコース』にチャレンジし始めて『そうか、CWが「根性論」になっているのは、そーゆ―コトなのね』と感じはじめています。最低限のフレーズを受信できるよう、21日・3週間は受信練習を重ね、その後は『文字と符号を並べて書いた送信電文原稿』を『正確に打ち、CW-QSOの成功体験を積み上げる』方が大切ではないか、昨今、そんな気がしてなりません。

【写真:語学学習のノーハウをCWに取り入れたら、もっとラクになります】


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◆符号を覚えて、資格を取っても『運用できない』ワケ。
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私たちは、中・高校で6年間、人によっては大学でも英文科だとか『おおかた10年』も英語を勉強しても『ほとんど話せる人がいない』ことに『なんでだ?』と、昔から大いに疑問を感じていました。

 

1,英語読解

2,英文法

3,英作文

4,英語の聞き取り

 

学校で習う英語学習は『おおかた、こんなもん』です。

 

中には選択科目で『英会話』を取った人や、大学や短大で英文科に進んだ人は、英語劇をやったり『英語を話すための教育』を受けているので、私らからみたら『けっこう、英語を話せる人がいる』ことに気づきました。

 

日本人が英語を話せない理由のひとつに・・・

 

敗戦後に日本の公用語で英語を採用しなかった、GHQの判断という諸説もあります。

 

さて、電信を『使い物』にするためには、多くの方が『受信練習』を挙げていらっしぃます。まぁ、確かに『相手がわからないとコミュニケーションにならないのだから、当然と言えば当然』でしょう。私は『何を当たり前のことを言ってんだ?』と感じます。

 

もちろん、アマチュア無線のモールス通信では『相手のコールサイン』や『向こうから送ってくれるRSTレポート』が『聞き取れない』ことには交信が成立しない、という『絶対的な受信スキルの壁』も存在します。

 

ならば『解読器』を使ったらいいじゃん、という声も聞きます。

 

確かに、専用解読器(例:GHD社製とか)も『補助輪』としてはかなり有用ではありますが、液晶画面が小さすぎることと、7MHz帯などの不安定な通信環境、相手局のクセなどを勘案すると『解読率は30%程度』ともいえます。実際の使い道としては『多少、不安なときに助けてくれる「補助輪」』のようなものです。

 

私は、CW-49という解読器も持っていますが、あまり使わなくなりました。
※旧式の無線機にエレキーヤーがついていないので、
 外付けエレキーヤー代わり&自分が打つ電文の確認には使用しています。

 

現在、受信に関してのみですが『Digital SoundCW』という『フリーソフト』をダウンロード、PCにインストールして使うようになりました。これでも、7MHz帯のようなQSB(フェージング)を伴う不安定な伝搬状況では、解析率も50%くらいのときもありますが、使ってみた印象としては『解読器より、フリーソフトの方がマシ』と感じています。送信は、自分で打鍵しています。まだ、エレキー頼みですが『大枚はたいて買った無線機に準備されている機能を使い倒して「何が悪い?」』と開き直っています。さらにいえば、『メモリーキーヤーも便利な機能だから「使って何か問題ある?」』と、ここでも開き直っています。こんなことを言い出したら『ピアノが正統派でエレクトーン(ヤマハの商品名)が邪道だ、とかいう「接点が見つからない不毛な議論」と同じ』です。余談ですが、私はコーヒー好きですが『インスタントコーヒーも「そういう種類のコーヒー」と位置付け』ています。

 

さて、PC解析できない相手局・・・ならば『呼ばなかったら済む』だけです。

 

PC解析の場合、画面が広いのと、ソフトが動いている間は『さかのぼって解析結果が見られる』のが、受信に対するストレスを『相当、減らしてくれた』のです。もちろん、こんなものを使わずに『自分の頭で暗記受信ができれば、それに勝るものはない』のですが、そんなものは『ずっと先の話し』でしょう。

 

1,相手のコールサインもPCに解析させる

2,相手から送られてくるRSTレポートも、PCに解析させる

3,相手から送られてくる、名前、運用地、その他の情報もPCに解析させる

 

とにかく『受信のストレス』を、一旦、すべて取り払っています。

 

日本人は『書かれたものを読む』のは得意です。私の場合、PC画面を見ながら『相手の電文』を目で見て理解するところから始めました。しつこいですが、PCが解析できない場合、コンディションが不安定だったり『クセの強い(良く言えば『個性的な符号』)の局は、今回は呼ばずに自力で理解できてからでも、何も遅くない。ご縁がなかった・・・それだけのこと』と考えています。いつまでも後ろを振り返っても仕方がないでしょう。

 

PCが解析できない局は、73に到達まで苦労するから、当面は呼ぶ必要なし。

 

前述の通り、日本人のほとんどが英語を話せないのは『スピーキングをやっていないから、英語が話せないのは当然』だと考えています。実際のところ『道すら聞けない』という『ていたらく』に満足しきっています。それもそのはず、日本に住んでいたら『日本語で何不自由しない』のですから、特段、英語が話せなくても『困ることすらない』のです。

 

CWで尻込みしてしまうのは『相手の送信内容が理解できるか不安』という面と『うまく送信できるかが不安』、大きくはこの2つに絞れます。

 

1,相手の送信内容が理解できるか、不安・・・

2,うまく送信できるか、不安・・・

 

ならば、受信は『別途、時間を取って練習するとして』でいいと思います。私の場合は『文字の横に電信符号を「いちいち書いて」、符号をなぞりながら送信する』という『邪道』な手法で、CWの世界に飛び込みました。

 

ここで得られたのは『送信回数を重ねたら、送信には自信が付く』ことです。

 

送信と受信は『全く異なる別の作業』です。(運用は同時進行ですが)

 

普通の語学学習は『テキスト』があります。

たいてい、そのテキストを『朗読』してくれるプログラムがあります。

ラジオの語学講座は、必ず『Lesson』のページを読んでくれます。

そして、必ず『声に出して、みなさんも読んでみてください』といいます。

音読を繰り返せば、テキストの1~2ページは『丸覚え』してしまいます。私は、中学・高校時代に『勉強しているふり』をするために『音読』をやっていました。これで、親から『勉強しなさい』と言われなくなり、さらに学校の定期考査(つまり中間・期末テスト)でも、文法はNGとしても60点くらいは楽勝で取れました。CWの交信でも、だいたい『同じフレーズ』ばかりの繰り返しです。言いかえれば『ほぼ、ワンパターン』です。ときどき想定外のことも起きますが『わからない』を伝えれば、先方もあきらめてくれます。いちいち、先方も『こいつはバカだ』とも思いませんし、こちらも『まだまだ修行が足りないのだな』と、新たな課題が見えてくるだけです。くよくよ悩む必要など『どこにもない』と思います。

 

話しを戻します。私は、音読法をCW運用に『応用』してみたのです。

 

自称、筆不精という方は『いちいち書くのが面倒くさい』とか言います。私は、元々コピーライターのようなこともやっていたので『さほど苦にならない』のです。そもそも、電信なんてのは『電報の電信手なのだから、送信電文を作って、打鍵するのが「何が悪い?」』と思っています。

 

3か月ほど和文CWのロールコールに毎週参加しました。

 

毎度毎度、送信電文を作って運用すると、『なんだ、いつも同じことばかり打っているし、他の局も似たようなものだな』ということが見えてきました。例えば『〇〇サン コンバンハ コンヤモ ヨロシクオネガイシマス 599アリガトウゴザイマス コチラカラモ オナジク 599 デス<中略>ソレデハ コレニテシツレイシマス ライシュウモ ヨロシク オネガイシマス アリガトウゴザイマシタ オヤスミナサイ サヨウナラ・・・』

 

毎度毎度、同じことを聞かされ、同じことを打っていたらアホでも覚える。

 

不思議なことに、同じことを繰り返していたら、相手のフレーズもわかってくるようになりました。特別な受信練習もやらず『〇〇サン コンバンハ』のフレーズもテンポ、リズムも『真似』から入った結果『案外、いけるやん』というところまでたどり着きました。もっとも、想定外の平文は、まだまだPC解析頼みになりますが、たった3か月でも『この程度の和文交信ができるようになった』のですから、我ながら『人間の能力って、すごいな』と感じています。

 

CW習得法・・・一考する余地があるように感じますねぇ、私は。

 

まずは『その分野に飛び込んで、そこで「どんな言葉が使われているのか」』を『知る』ことこそ『その分野のカルチャーに触れられる』と考えています。語学学習をやった経験のある方なら『自分が身につけた語学の成果を試してみたい。通じるかどうかやってみたい。できれば、その言語を使っている国へ行って言葉のみならず「文化」に触れてみたい』と思うはずです。

 

言葉、単語・・・その見えない奥に『必ず文化がある』のです。

 

CWの欧文で『HNY』という略語がありました。
これは『A Happy New Year』の省略形で、

HNYの3文字だけで『シンネンアケマシテオメデトウゴザイマス』が表現でき、さらに『HNY OM』と『OM』を付け加えると『先輩』あるいは、もっと敬った『敬称』にもなります。これは、新年の『このタイミング』にCWで運用しないと耳にすることもありません。

 

尻込みして、仲間内での交信しかしていないとHNYに触れることもなかったでしょう。

 

異論、批判も覚悟で申し上げるならば『最初は「受信:2/送信:8」くらいの比率で『CWに飛び込んでいく』くらい、見切り発車でも『やらないよりマシ』です。

 

1,まず、相手のコールサインを確実に取れる(PC使用も可)

2,さらに、相手が送ってくるRST、名前、運用地も確実に取れる(PC使用も可)

3,用意した送信電文原稿を見て、予め書いておいた符号をなぞりながら送信する

 

よく、『CWは、符号をなぞるのではない。リズムとテンポだ』と耳にします。しかし、それは『一定の交信数をこなした人』に言う話で、これからCWに入ろうかという人には『そんな面倒くさい時代遅れな通信方法なら、やめておこう』と、せっかく関心を持った『将来のCWer』を潰しにかかっています。

 

CWerの多くが『俺様銀行の頭取』や『わがまま大学の名誉教授』です。

 

OM各氏へは『言いたいことはわかっています。それができるレベルまで、カンニングも認めてちょうだい』です。『じゃあ、OMさんは英会話もお得意でしょうか。お隣のHLやBY、BVなどのQSOで、韓国語や中国語もおやりでしょうか?』。まぁそんな酔狂な人は、いませんねぇ。

 

英会話ができないのは、スピーキングをやっていないから、ですね。

 

CW初心者がCWの通信ができないのは、何を送信していいか、わかっていないから、です。

向こうが何を打ち込んできたのかを『一旦はPCにやらせて脳みそを休ませる』。そして一連のCWでの『交信を成立させる、成功体験を積ませること』こそが、大事ではないでしょうか。

 

CW達人も『英語、話せますか?』(けっこう、しつこい・・・(笑))

 

私の知っているCWerの65%は『phoneで英語の交信』すら嫌がります。

 

要はスピーキングをやっていないから、英語の交信は『ためらう』のです。また、韓国ドラマが好きな人も多いと思いますが、かといって『字幕』をみて『わかったつもり』になっているだけの人の多いこと多いこと。

 

韓国語のワンセンテンスでも、真似してしゃべればいかがでしょうか。

 

真似してしゃべるのを『シャドーイング』といい、語学学習では『あたりまえ』に導入されています。通い型の習い事だと『先生のお手本を見聞きして、そのとおりやれる、話せる、弾けるように練習をする』ということが、意外とCWの世界で言われないことに『不思議さ』を感じます。

 

受信も送信も、いっぺんに上手くなるかいっ!、と私は実感します。

 

1,英語を一定レベル(含む会話)まで習得するには1~2年はかかる(90週)

2,同じ言語系の韓国語なら半年ほどで、一定レベルに到達する(30週)

3,2泊3日程度の個人旅行(韓国都市部)なら、1か月もやれば十分(4週)

 

3か月ほどの和文CWロールコールに飽きるのもわかるでしょう。
※私は、何をする際も『1クール:3か月(90日)』で区切り、見極めます。

 

外国語を習得するとき、やはり『聞く』『話す』のどちらかが先行してしまうものです。たいていは『自分が言いたいことが伝わればいい』のですから、話すが先行してしまうのは『普通のコト』です。

 

過去の努力が、今の栄光・・・気持ちはわかります。

 

しかし、教育体系化されていない『根性論』では『ドロップアウト』、つまり『落ちこぼれてしまう』人が出て当然といえるでしょう。そうなれば、もう『仲間内で盛り上がる』だけで、ここには『人間関係』という『ややこしい世界』が待っています。つまり『そのうち、嫌気が差して去っていく』という『落とし穴』が潜んでいます。

 

仲間・・・俺様銀行頭取会、わがまま大学名誉教授会だったらサイアク。

 

CWも語学習得と捉えれば、先行している語学分野から『学ぶ、教育体系』を取り入れるべきではないでしょうか。さらにいえば、アマチュア無線全般にも、長続きするための体系化を『もっと明確に打ち出すこと』が必須で喫緊の課題です。

 

1,AWARDやコンテストなどで生涯かけてタイトルを取っていく

2,自作、実験

3,電信電話ごっこ(ローカルラグチュー、ロールコール、V・UHF帯のFM ほか)

 

この3つくらいしか、実のところはありません。

 

特に、近年『気になること』のひとつに『ロールコール』です。開催される側のご苦労は、私も経験があるので理解はしています。しかし、運営側もチェックイン側も『ロールコール運営に参画したり、チェックインで参加することが「無線をすること」になってしまっている』という点です。運用局が少ないモードになればなるほど『この傾向が強くなる』のが、大変気になります。大事な時間を、生涯を賭けてやるほどのことなのか・・・。ふと、疑問に感じることが多々。です。

 

また教育体系への意見に『上級資格取得こそ教育体系があるじゃないか』と聞きます。

 

しかし、上級資格を取ると言っても『今や2級までは買える時代』です。講習会制度が拡充され『ほとんど自動車教習所みたいなもん』になりました。極論すれば『金でマウントを取る』という話と変わりません。

 

オートバイの分野でも『排気量マウント』があります。

 

400ccまでの中型二輪より、限定解除の大型二輪の方が『偉い』のような。

 

あるいは、125ccと250ccでも『原付二種との違い』を強調されることもあります。昔、380ccの『GTサンパチ』と、400ccでは『たった20ccの差』でマウントを取られて悔しがっている友人がいました。

 

私は欲しいAWARDのタイトル獲得のために必要なら上級も必要なこともある、という考えです。つまり、スピード感を持って(どこかで聞いたフレーズだなぁ・・・)DXCCの仲間入り、100エンティティをとっととクリアして一生涯賭けて、DX系AWARDを追いかけ倒すには『上級&kW級ハイパワーも必須事項』です。もちろん、ここには『ハイパワー競争』という『レッドオーシャン(競争社会)』が待っていて、これまた『相対比較』と『コスト』がかかってきます。電力会社に『お布施』を渡し、ログ照合のマス埋めに翻ろうするのは『火を見るよりも明らか』です。しかし、こんなものは『いつまでも続かないもの』です。親の介護、雇用の流動化、あるいは『燃え尽き症候群』。長い人生、何があるかわからないものです。

 

アマチュア無線界の多くは、他の趣味同様に『相対比較』に終始し『大した意味がない議論が大半』と感じます。もちろん『切れるパイが増えたら楽しい』のですが。

 

せっかく取得した趣味の免許。どうやって生涯楽しむか。これが大事と考えて、本日の着地点としましょう。

 

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