AWARDなんか興味ない・・・よく聞きます。興味がなければ『他の目標』を持てばいいだけの話しで。無線界はインストラクターもコンサルタントも不在で『自己管理』の分野。それだけに『迷い人が多いな』と感じています。まぁ趣味ですから、ご自由に、です。
【写真:定点観測している21MHzで交信した南アフリカの交信証】
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◆時の人にならぬよう・・・。
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近畿地方の430MHz帯で『一躍有名人』となった『お届けマン』。
彼は再開局以来半年で『ログ帳2冊』と言っていた。
年間に引き直し計算すると『ログ帳4冊』で『のべ4,000交信』になる。
これを『無目標』でやったとして『5年』で『のべ20,000交信』となる。
20,000回も『与太話』が続くのだろうか・・・?。
年間4,000交信×5年=20,000交信。
無目標で、のべ2万交信など『普通の神経』なら『到達前に飽きる』。
多くの局が『趣味だから楽しく・・・』とか言うのは理解している。
しかし『無目標』の『出たとこ勝負』に『何が楽しい?』のか、
私にはさっぱりわからないのだ。
普通、要領がつかめたら『自分なりの目標』を立てる。
何度も書いたことがあるが『あるべき姿(理想、目標)』と、
『今の姿(現状認識)』の『ギャップ』をどう埋めるか。
実現のために『戦略』を立て『グランドデザインを描く』。
こんなのはアマチュア無線に限らず、
長期にわたるプロジェクトなら『当然の計画』と言える。
例えば・・・。
HAM-Worldの11月号、P28にJJ3PRT・青木OMが、
リモート運用のノウハウという寄稿記事をお書きだ。
ここで『F/S(実行可能性調査)』について触れていらっしゃる。
F/S調査に関する詳細は省くが、
ぜひ運用計画に『目標に対するF/S』も取り入れてはいかがか、
と私は思っている。
断片的な目標設定では、長続きした試しがない。
極論かもしれないが、
・1アマを取ったら・・・
・CWができたら・・・
・FT8をやったら・・・
その程度のコトは『ただの戦術』に過ぎません。
逆にいえば、
・基礎級取得
・バランスよくいろんなモード、バンドの運用
こんなものは『前提条件』と捉えた方がいいでしょう。
そこで、どんな長期にわたる『目標を持つか』が、
大事ではないかと考えます。
多くの局が『DXCC』を筆頭に掲げるのは・・・。
『取り組み甲斐がある』からでしょう。
しかしDXCCだけがアマチュア無線ではありません。
例えば、50MHzでJCC-600を達成するには、
『どうしたらいいか』を考えてみたら、
戦略・グランドデザイン・F/S等々が、
『何となくわかる』のではないかと考えます。
まず『自分の電波が、通常の想定でどこまで届くか』の把握。
私は、ほとんど50MHzには出ないので、
自分が定点観測をしている『21MHz』を例に挙げてみたい。
・アンテナは、自作のDIY-GP(給電点高:2.5m)
・RF-PWRは、50W
・主に、EU、VKあたりまでは通常パスで交信できている
EUやVKで、概ね『7~8,000km』である。
どのように、自分の電波が飛んでいくのかは、
自分が電波に乗ることができないので、
文献等で『推測』し『仮説』を立ててみる。
1ホップは、3,500km程度じゃないか、と仮説を立てた。
垂直系は『打ち上げ角度が低い』とはいうものの、
住宅密集地で、給電点も低いDIY-GPが、
どうやって、7~8,000kmも飛ぶのか?。
・F
・F-F(2F)
・Es-F
・FEsF
・FF
・EsF
CQ-hamradio誌・2022年10月号のP41を参考に『想定』を考える。
単純にF層反射のショートパスだけでは、
我が家の設備では、ちょっと届かないと感じていた。
まぁ、見えないものは『ロマン』に置いておくとして、
通常パスで『7~8,000km』は『フツー』に届くのが、よくわかった。
少し『身贔屓(みびいき)』しても『半径10,000km』は『飛ぶ』。
次に、この『半径10,000km』に『何エンティティあるか』を数える。
ざっくりだが『100~130エンティティ』はある。
逆にいえば『我が家の設備』では『DXCC入り』が『やっと』だ。
これで満足するのか、5-Band-DXCCを狙うのか。
あるいは、DXCCは『ほどほど』に楽しみつつ、
JARLのAWARDでも『難易度の高いAWARDを組み合わせて楽しむか』。
こうやれば、現実と理想(あるべき姿)のギャップが見えてくる。
AWARDなんか興味がない・・・。
この意見も『個人の自由』だが、ホンネを聞けば、
おおかたが『事務処理が苦手』ということらしい。
ま、他人に構っているほどヒマ人ではないので『ご自由に』だ。
趣味の目的は『有意義な時間を過ごす』だ。
だから『楽しかったらそれでいい・・・』のも理解している。
有意義な時間が永続的ならOKだ。
古いRIGを修理し直して運用する・・・。
勘どころがある方なら、
私らが組立てキットやプラモデルを作る感覚で『楽しい』はず。
写真が好きなら、フォトブックを作ったり個展をやったり。
そんなもんですな。
要は『バランスよく』運用すること。
自分の電波がどこまで届き、
その範囲に『対象物がいくつあるか』。
これだけでも『気づき』があれば、
日々の運用が変わってくると、私は思う。
せっかく始めた趣味だからこそ『時の人』にならぬよう・・・。
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