OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。

●アマチュア無線の醍醐味は・・・。

2021年09月28日 | アマチュア無線<FT8>

アマチュア無線の醍醐味は・・・、人それぞれですね。

私の場合は『やっぱり世界各国との交信だなぁ』と感じます。

【写真:9月に入って『秋のDXシーズン到来』で、DX追っかけが復活】
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◆DX、ときどきローカル。これがいいかも。
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運用できる周波数も電波形式もたくさんあって、

何をメインに運用するかと悩むくらいにたくさんの楽しみ方がありますね。

私の場合は、FT8が80%くらいを占めています。

残りの20%がCWといったところでしょうか。

<FT8運用の内訳>

・FT8の海外:20%

・FT8の国内:80%

<CW運用の内訳>

・CWの和文:90%

・CWの欧文:10%

モービルホイップに出力10Wでも海外との交信は可能です。

最初にFT8を始めたときはIC-705の10Wでした。

これで、ウラル山脈を超えられるか・・・。

割と簡単に超えられました。

初EUは、ポーランドの局でした。

ローカルに『ポーランドとQSOできたよ』と嬉しがって電話したら、

あっさり『そんなん、雑魚やんか、ははは』と。

でも10WでEUとできるなんて、夢のようでした。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

でっかいタワーにでっかいアンテナ、

そして出力1kWの方が可能性はずっと上がります・・・

1アマの1kWじゃないとDXができない・・・のじゃないですね。
せめて2アマで200W~100W出さなきゃ面白くない!?でもないんですね。
10Wでも楽しむ方法はあります!

私が提唱したいのは『自分の楽しみ方を見つけて遊びましょう!』です。

まぁ、平等にある『1日24時間、1年365日』を、

いかに有意義に過ごせるか・・・です。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

────────<おまけ>────────

QRZ.comに『いちいち入力している方』いらっしゃいませんか。

そんな、めんどくさいことをせずに、

ハムログからADIFを抽出してQRZ.comに、

ちゃっちゃとアップロードする方法も書いておきますね。

────────<やり方>────────

まずにQRZ.comにログインし、

My Logbook -> Settings

と進みます。

ADIFファイルを直接アップロードする場合は、

このページで”import”をクリックして、

ADIFファイルをアップロードしてくださいね。

ハムログからADIFファイルの抽出する方法は、

ハムログの『検索』⇒『複合検索から印刷』へ進み、

『検索1』をクリックして『実行』(画面のとおりススむ)とOKです。

この際、予め『C:\Hamlog\LogList.adi』をコピー(Ctrl+C)しておくと、

・QRZ.comにアップロード

・Club Logにアップロード

・eQSLにアップロード

順番にアップロードする際も、

『ファイル選択』や『参照』をクリックして、

ファイル名を『Ctrl+V』でペーストすれば、カンタンです。

上手く活用してくださいね。

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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
※このブログは、筆者の『思考の格納庫』です。
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Copyright:(C)2021 Ota-Tadashi All Rights Reserved.
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●アンテナチューナー、SWR、そして・・・トレンドになったFT8の与太話。

2021年09月27日 | アマチュア無線<FT8>

私のHFアンテナは、ヨドコウ物置2棟にアルミ板(印刷用の版=アルミ板)を敷き詰め『巨大な?カウンターポイズ』にしています。アンテナ自体は『モービルホイップ』で『短縮バーチカル』と見立てて運用しています。こんな小設備のアンテナでも、アルゼンチンと交信(7MHz帯のFT8)できたのですから、びっくりです。また、私の友人は『10W&ベランダモビホで8J1RL(南極)とQSOできたよ』と連絡をくれました。パワーがあるにこしたことはないのですが、小設備&ローパワーでも『タイミング次第』で遠方と交信できるのが楽しいですねぇ。

【写真:物置小屋にマグネット基台を置いただけのHFアンテナ】
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◆いろいろ与太話。
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アンテナチューナーの基本構造は『LC回路』です。
極論すれば、λ/4フルサイズロングワイヤーで給電部に、
200pF程度のコンデンサーを入れてやると、
Lを省略しても、だいたいSWR=1.0に近い同調が得られます。

しかし、水平系のANTで給電点地上高が低いため、
NVIS・ANTのように『打ち上げ角が高くなる』ので、
DXには向かないと判断し、CL-40(第一電波製)という、
80%短縮のモービルホイップを『短縮バーチカル』で使用しています。
このテの『接地型ANT』のキモは『RF-GND』が握っています。
当局のRF-GNDは、ヨドコウ物置2棟にアルミ板を敷き詰めた、
強化カウンターポイズを付加しました。

7MHz帯のANTの同調点を『7.074MHz』にしています。
理由は、FT8の海外向け周波数だからです。
この周波数では、VSWR=1:1.10あたりになっています。
※雨天の場合、若干同調点がズレます。

同調点の調整は、ANT直下でアナライザー測定で、
エレメントは、真鍮棒にACコードを割いた電線を足して、
同調点を探るべく、アナライザーでインピーダンス変化を確認します。

FT8で国内QSOをする場合は『7.041MHz』を使用します。
7.074MHzで国内QSOをするとオフバンド扱い(バンドプラン逸脱)で、
総通から厳重注意の電話が入ることもあります(他局が実際に総通から注意を受けた)。

7.074と7.041では、30kHzほど離れています。
7.074でSWRベタ落ちでも、7.041だとSWRが2.0あたりまで上がります。
伝送電力は約88%なので12%ほどの損失です。
※実際には、進行波と反射波が合成されて、ほぼ100%電波が放出されます。
(参考文献:CQ誌・2021年7月号・P48~P55)

目に見えない電波を『見える化』できる測定器がSWR計やアンテナアナライザーです。
しかし、SWRが1:2.0程度であれば『無視できる数値』です。
その証拠に、業務無線では『SWR=2.0以下は合格出荷』されます。

アマチュア無線家は、昔からSWRに対して『神経質すぎる』と感じます。
見えない電波が、安価で見える化できるものがSWR計に加えて、
SWRが2.0くらい上がると『保護回路』が働き、送信電力が自動的に減力されるため、

・アンテナ出力=送信電力ー反射波電力と、誤解(迷信)が世界ではびこっています。

SWRとは、要するに『インピーダンスが合っているか』です。
ダイポールアンテナを水平に張ったら、インピーダンスは70~75Ωほど。
この場合、SWR≒1:1.5くらいになります。

・75Ω÷50Ω≒1.5(カンタンでしょ)
・50Ω÷33Ω≒1.5(これも、カンタンでしょ)

SWR計だけだと、高い方にインピーダンスが寄っているのか、
低い方にインピーダンスが寄っているのか、わかりません。
正直なところ『どっちに振っているかなんて、どうでもいいこと』です。

大事なことは、どこに同調点があって、
そのインピーダンスが50Ωに近いのかを探ること、です。
かつては、インピーダンス計など、あまり市場に出回っていませんでした。
せいぜい、販売店が持っている程度でした。

私が使っているアンテナアナライザーは『クラニシ』というメーカー製で、
もう、廃業して、会社は存在しません。
懇意にしている販売店さんから、安価で譲ってもらいました。
今は、安価にデジタル式のアナライザーが通販でも買える時代ですが、
使いこなしているアマチュア局は、一握りではないでしょうか。

アンテナ出力をSWRだけで判断するのは『木を見て森を見ず』と考えます。
例えば、モービルに付けた伝送ラインの実例。
買ってきたままの基台、ケーブル(5m)、同軸コネクタ、変換コネクタで、
どのくらい給電部に電力が届いているのか測定したことがあります。
RIGは、IC-03N(5W出力)でした。(430MHz帯・モノバンドハンディ機)
給電部には終端電力計をつないだところ、5WのPWRが3Wまで落ちていました。

・基台のコネクタ:-0.5dB
・無線機側のコネクタ:-0.5dB
・変換コネクタ:-0.5dB
・同軸ロス:-0.8dB(5D-2V相当)
★損失合計:-2.3dB

損失合計が-2.3dBあると、給電部まで概ね『60%(40%減衰)』しか届きません。

ここに、5/8λ×2段の接地型ホイップを付けました。
利得は、4.5~5.0dBdです。
概ね、電力比3倍のゲインが得られる勘定ですので、
3W×3倍≒9Wくらいとして『まぁいいや』でしばらく使っていました。

その後、変換コネクタを省き、
同軸を最短に切り詰め90%(損失10%)まで改善しました。
損失は0.5W程度に抑えられ、4.5W×3倍=13.5Wが実効輻射電力とみなし、
ハンディモービルの割に、よく飛ぶとローカルからレポートをもらったり、
アイボールの際に見学させてほしいというオファーがたくさんありました。

現在、多くのモービル局が使用するVUHF帯のANTの多くが、
ノンラジアルタイプで、車のボディでRF-GNDをとることへの神経を使うことがなく、
さらに、ノンラジアルならではの『電流の腹の地上高が高くなる』のと、
打ち上げ角が低いため、ゲインが低いλ/2のホイップでも、
そこそこ飛ぶようになりました。

★飛ぶアンテナの条件

1、打ち上げ角が低い
2、ゲインがある

よく『ゲインと打ち上げ角、どちらを優先?』が議論されます。
私の周囲のDXerは、全員が『打ち上げ角を下げること!』といいます。
八木宇田アンテナをパラで使う場合『ワイドスタック幅』にして、
開口面を広げて、なるべく3dB(電力比:×約2倍)が強調されますが、
実際には、スタックキットで発生するロスを差し引くと、
やはり、予想通り『2dB程度のゲインアップ』しか見られません。
ならば『打ち上げ角を低くできれば御の字』で、
スタックを組む方がいいでしょう。

SWRが飛びにどの程度影響があるのか・・・?とよく聞かれますが、
実際のところ、SWR:3.0以内であれば『-1dB程度なので、わずかですよ』です。
販売店が、ベタ落ちにこだわるのは『商品価値(付加価値)を高めるため』です。

また、SWRが3.0程度であれば、
HFの場合、マニュアル式アンテナカップラー(チューナー)で、
十分に整合できますし、使用には全く支障がありません。

私が自宅で使用する7MHz帯のモービルホイップは80%短縮(全長2m強)ですが、
このアンテナにFT8ですが30~50W出力で、
アフリカや南米(チリ、アルゼンチンなど)とも交信でき、
いちおう、6大陸州とのQSOができました。(全部Cfm済み)

モービルホイップは、一見頼りない印象です。
これをみたら、移動運用でフルサイズ・ダイポールを張れば、
もっとDXができるんじゃないか・・・と思いますが、
水平ダイポールを展開する際、移動では『せいぜいλ/8高の給電部』でしょう。
この場合、打ち上げ角が高くなるので『NVIS』同様に『国内、近隣諸国』には有利です。

DX仲間でトラックの重量運搬業者がいますが、
平ボデイの荷台に張った水平系ワイヤーだと国内ばっかりだったのが、
短縮系モービルホイップ(マグネット基台で接地)を使ってみたら、
休憩時間にFT8で、DXが強力に入ってきたが、
水平系ワイヤーだと『ぜんぜんだめ』と言っていました。

私たちが、FT8をやる意味は『DXが身近になり、どんどんDXが埋まっていくこと』です。
FT8の20Wは、SSBの25kWに相当、CWの2kWに相当すると言われます。
※閾値(しきい値)での相対感度差(CQ誌・2020年10月号別冊『FT8活用マニュアル』P4~P5)

また、FT8は単に『感度がいい』とか『交信速度が速い(90秒で完了)』だけではありません。
さらに、FT8は『カンタン』『物足りない』とか耳にします。
確かに、海外との交信であっても語学の壁もCWスキルも不要です。

やってみるとわかるのですが、一見カンタンそうに見えても、
一定の『壁』が必ずやってきます。
そこをクリアするために、上級資格を取得して出力を増力したり、
アンテナを改善・改良したり、デコード効率を上げるための努力をします。

私は、住居(近隣の住宅事情)の関係で『そこまでの投資』は難しいのですが、
事情が許すならば、アンテナへの投資は『無線機購入費の3~5倍』はかけるべきでしょう。
20万円の無線機ならば、60万円から100万円をアンテナ設備にかけているのがDXer。
15万円の無線機ならば、45万円から75万円をアンテナ設備にかける価値があります。
せめて、2倍でもアンテナ設備に投資をすれば『見える景色がガラッと変わる』のです。

幸い、FT8の場合は『工夫次第』で『何とかなる』ものです。
しかし、DXerが普通に話す『ロングパス』や『バックスキャッター』などは、
モービルホイップやダイポールでは、なかなか機会に恵まれないのも実情です。

アマチュア無線の醍醐味は『世界各国の局と交信すること』です。

▲2021年9月21日、JA向けにCQを出していたアルゼンチンと交信。

ワールドワイドのコンディションを視覚化した『PSK Reporter』、
従来の紙のQSLカードに代わる『eQSL』や、
Club Log、LoTW、QRZ.comへのアップロードで、
各種、電子化された国際アワードの取得など、
DXingの『主力モード』になったFT8は、
サイクルボトム期の救世主になったと言っても過言ではないでしょう。

LoTWやClub LogにアップロードされたDX-QSOのモードを見れば一目瞭然です。

1、FT8:60%
2、CW:20%
3、SSB:15%
4、その他:5%

アンテナの話題からFT8まで、少し駆け足でお話しましたが、
まずは『食わず嫌い』を、一旦引っ込めて、
今のトレンドは一体どうなっているのか?を、
少し俯瞰で、見つめてみてはいかがでしょうか。

ひとつに、こだわり過ぎると『思考停止』になってしまいます。

せっかく手にした、アマチュア無線の資格免許。
有効に活用してみませんか。

ありがとうございました。

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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
 公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
※このブログは、筆者の『思考の格納庫』です。
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●無線界も『秋空』模様。

2021年09月22日 | アマチュア無線<FT8>

9月21日、19時40分頃、夕食後に『いつもの7.041MHz』でCQを出していたら、アルゼンチンがJAと交信していました。通常、国際間の交信は『7.074MHz』を使うのですが、運用局数が多いJAを好んでDX局が7.041に出てくることがあります。ちょうど秋分の日を目前にした時季です。これまで、夏枯れと言われたDX-QSOが、おおむね秋分あたりから『いわゆる秋のDXシーズン』に入り、早速アルゼンチンとのQSOをGETできました。

▲交信直後にeQSLで送られてきた、アルゼンチン局との交信証(QSLカード)

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◆いわゆる『グレー』の時間帯、でしょうか。
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電離層の『D層』が消滅する日の暮れから、
しばらくの時間帯は『グレー』のタイム。
車で道を走るときは、一番、気を付けないといけない時間帯ですね。

その時間帯あたりは、ボチボチとDXが入ってきます。

早朝は、7MHz帯でアフリカが入感しています。
太陽が出てからの午前中は、
18・21MHz帯でもカリブ海が入ってきました。
夕方から夜間は21MHz帯でもアフリカが入感。

なかなか、交信には至らないのですが・・・。

アマチュア無線の醍醐味のひとつは、
世界各国のアマチュア局と交信することですね。
FT8だと簡単にできるという方もいらっしゃいますが、
実際にやってみると『そんな簡単なもんじゃないよ』と実感しています。

簡単でないから熱が上がります。

・難しいから、なんとか攻略しようと上達を目指したり
・難しいから、アンテナを工夫したり
・難しいから、時間帯を研究したり

誰でも簡単にできてしまうなら、
すぐに飽きてしまいますね。
かといって『どうにもならないほど難しいこともない』のですが、

PhoneのローカルQSOほどは、カンタンではないでしょうね。

アマチュア無線の楽しみ方は、たくさんあり過ぎて困ります。
多くの方は『コミュニケーションのツール』と言われます。
確かに、交信そのものがコミュニケーションではあるのですが、

DXを少しずつ埋めていく遊び方が、一番長続きするなぁと感じます。

今は、CW(電信:モールス通信)も楽しんではいます。
しかし、HF(短波)のコンディションが『いまいち』なので、
なかなかDXとの交信チャンスが少なくなっていて、
多くの局が、FT8を筆頭に『デジタルモード』へ移行しています。

・FT8も楽しむ
・CWも楽しむ

それぞれを、上手く楽しむと、
さらに長続きするのではないかなぁと、
私は感じています。

Phoneは・・・、さてどうなんでしょうねぇ。

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●CWは、ホンマにガラガラ・・・。

2021年09月21日 | アマチュア無線<CW>

多くの局が『FT8』に移行していて、CWの運用周波数帯は『ホンマ、ガラガラやなぁ・・・』と感じます。CWしかやっていない局さんは『CQを出し放題ですねぇ』と『楽観的』です。まぁ、確かにそうなのですが、アマチュア無線の楽しみは『世界各国の局との交信』が醍醐味です。SSBやCWは『レガシーモード』と呼ばれるようになりました。もう、歴史の世界に追い込まれてしまっている・・・。さて、どうすればいいのでしょうね。

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◆結論は、上手くレガシーモードとニューモードを楽しめばいいが。
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CW(モールス通信)の運用局が『めっきり減った』が実感です。

国際的なコンテストのときなどを除くと、
本当に『ガラ空き』になってしまいました。
さらに、FT8へ移行する局が増えた上に、

FT8でのマス埋めが進むと、熱くなってしまうのは仕方がないコト。

CWを楽しみながら、CWを否定するわけではないのですが、
運用局が少ない以上、運用局がいるところにいくしかないわけで。
となると、安定的にCWマニアが多い144MHz帯の和文が活況なのも納得です。

私は、ほどほどに和文・欧文のCWと付き合っていく方針です。

近畿地方で、アクティブな和文局は100~200局ほどです。
まぁ、このアクティブ局を全て網羅するとなれば、
ほぼ毎日、どこかで開催される『ロールコール』に参加するのが早道。

しかし、それで、本当にいいのか・・・?

仮に、各エリアにアクティブCWerが平均200局とします。
JA国内は、10エリアありますから、
全体でも『MAXで2,000局くらい?』ではないかと推察しています。

多くが、7MHz帯に出ていてくれればいいのですが、
とりわけ和文局に関しては『夕暮れから始まる国内スキップ』を境に、
コンディションに左右されない144MHz帯で、
のんびり交信と<ホレ(ー・・ ーーー:DO>に出没します。

和文交信は、特殊な略語を使わず平文で交信するのでOM方に人気があります。

さて、和文を覚えて楽しいひとときもあるでしょう。
しかし、私がいう『ほどほど』にしておかないと、
これから先、特に10年ほどで和文CWができる局が激減します。

つまり『人口減少の波は、和文CWerにも押し寄せる』のですね。

もっといえば、アマチュア無線人口も『激減』します。
お元気なOM局も『そろそろ歳やからなぁ』とおっしゃいます。
CWに限らず、国内のアマチュア局事情を深読みすれば、
団塊の世代の全員が後期高齢者になる5年後から、
ハム人口は激減の一途は『火を見るより明らか』でしょう。

・現在は、390千人のハム人口
・10年後は、半分の180千人くらいまで激減
・今のところは、毎月1千人減(年間12千人減×10年=120千人減)
・さらに、最近免許を取ったニューカマーが3~7年で、飽きてやめていく

今は、熱っぽいニューカマー局も、他のモードに移行しないと必ず飽きます。

割と活況を帯びて見える144MHz帯の和文局の多くも、
開局30~50年以上のOMさんばかりです。
特に和文を打てるOMさんは、かつての旧1級免許局が多いですね。

ここ10年くらいに新1級を取得された局のCW能力は・・・。

旧電信級試験と同じ『1分間25文字の欧文受信試験のみ』で、
さらに近年の『新1級』は『電気通信術そのものが試験科目から消えた世代』です。
なかなか、和文局が増えるどころか『減り続ける理由のひとつ』は、
こういうところにも、あります。

そこに全エネルギーを投下していると・・・。

・気が付けば、だんだん交信相手が減って
・いつも、同じ局とばかりで『トンツクやっている状況』に陥る
・さらに、国内しか通用しない『暗号』と、DXerからは揶揄されて・・・

CWも、コンディションが上がれば『楽しいモード』には違いないでしょう。

私が、現在『和文CW』に取り組んでいる理由は、

・欧文のショートQSOだと、ほとんど電鍵に触れる必要がない
・和文をやってみると、なるほど電鍵に触れないと始まらない
・欧文に比べれば、まだスロー(QRS)で運用できる
・それでも、少しは速く打ちたいから『スクイーズ操作の訓練にもなる』
・適時、CWにも触れていれば、タイミングが合うCW部門のコンテストにも出られる

まぁ、そんなところです。

有線通信時代から脈々と続く電信モードなので、
せっかく電信をかじったのだから、
これはこれで、長く続けていきたい・・・とは思っています。
しかし、若い世代が入ってこなければ、

もう『電信保存会』の状態。

私は、FT8で当面はDXを追いかけながら、
CWそのものを楽しめる工夫を日々考えながら取り組んでいます。
いずれにせよ、このままでは和文に出るのも、
ほとんどロールコール頼みになっており、

これで、本当にいいのだろうか・・・と、感じています。

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●3D2CRを、とりあえずWkd.  

2021年09月20日 | アマチュア無線<FT8>

  CQ誌10月号・P172のDX-Newsにトップ掲載の『3D2CR』が、
昨日7MHz帯に出ていました。(CWじゃなく、FT8です。すみません)
通常の国際QSO用7.074MHzではなく7.056MHz、F/H Modeでした。

・CW:7,002MHz
・SSB:7,090MHz
・FT8:7,056MHz
・FT4:7,047.5MHz
(QRZ.com、3D2CRの告知より引用)

CQ誌によるとDXペディションで、
現地にはネット環境がなく、ログ修正などは後日とのことでした。
運用は『3D2USU』局、18MHzでフィジーからのQSOでCfm済みの局です。

さて、7.056MHzで呼んでみようと『30W減力&モビホ』でチャレンジしてみました。
もう、30局以上が3D2CRを呼んでいます。(kWerのローカル局も数局いましたhi)
ほとんど『大抽選会』の猛パイル?状態でしたが、
意外と早くコールバック&レポートが返ってきました。(19.Sep.07:54UTC)

同局は9/17~約2週間、
フィジー領のコンウェイ・リーフという『サンゴ礁』からのペディション局です。
160m~6mまで、CW、SSB、FT8、FT4での運用を計画とのことです。

当方のレポートは『His:-04dB/My:-03dB』だったので、
コンディションとタイミング次第で『CWでもQSO可』じゃないかな・・・と感じます。
※F/H Mode:FT8のペディションモード。完全なスプリット運用です。(オンフレNGです)
 GLを入れて呼びます。TX1(GL:PM74)を省略しません。

コンウェイ・リーフはフィジーに属していますが、
DXCCでは別エンティティ扱いなので、(JAのJD1みたいなもんですね)
一旦、DXクラスターに上がると『8J1RL並みの大抽選会』になると思います。

さて、QSLを得るのに、いくらかかるのか・・・。(BUROカードは用意してないようで)
3D2USUのときのように$5とかでは無理なんでしょうね、hihi。
(いわゆる有料QSL(笑)ですね)。

フィジーは、40mB~10mbまでは案外『フツーにQSOできている』ので、
パイルにならなかったら、CWでも十分チャンスがあろうかと思います。
いろんなバンド&モードでの『マス埋め』も楽しんでいます。

CW情報でなくすみません。ご参考になれば幸いです。

 

・文責・JF3TBM・太田肇司


https://www.qrz.com/db/JF3TBM
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