第三級アマチュア無線技士は、対面講習会で第四級を取得後『移行コース』で第三級を取得できれば、二つの講習会受講料の合計『36,100円』で取得できます。すでに第四級(旧電話級)をお持ちであれば『12,950円』で取得可です。また、e-ラーニング受講料は『27,250円』。こちらも第四級をお持ちであれば『12,950円』で取得できますね。第三級取得後、第二級のe-ラーニング受講料は、さらに『45,550円』ですが、いちばんコスパがいい『第三級』が『通過級』の扱いで、軽視されている傾向は『もったいない』と感じます。一気に勢いで第二級まで取得してしまうのも『一案』ですが『それは本当に「ジブンがやりたいことなのか?」』も、よく考えるのも『大人の趣味』として大事なのではないかな、と、私は思います。(講習会費用はJARDの告知から積算)
【写真:これ1台で『第三級』を『堪能』するのも一考ですよ】
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◆FT8をやらずに、CW特化するのも一案です。
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・FT8をやらず+CWもしない≒いずれ(7年以内)飽きて終わる。
冒頭に『FT8をやらず』と書いたのは、
コスパに優れた『FT-991AM(50W機)』を用い、
CW程度であれば『そんなにファイナルに負荷がかからない』の一点です。
FT-991系(YAESU系)をお使いの諸OMからは・・・
ローカルラグチューでも『ファイナル飛びと修理代』の話題をよく耳にし、
ファイナルに負荷のかかり過ぎる使い方を避ければ、
こんなに優れたRIGはないのじゃないか、と感じたからです。
・特に430MHz帯は、出力を50%(25W)程度まで落とした方がいいです。
さて、HFの運用になると『CW』に特化するのが『得策』でしょう。
FT8のようにPC接続は不要で『ジブンのCWスキルアップ』が図れます。
FT8がトルコン(AT)と考えれば、CWは5MTといったところでしょうか。
CWができる=5MTのクラッチ操作の運転ができる、こんな感覚でしょうか。
あるいは、CWができる=簡単な楽器演奏ができるようになる、かな。
FT8はCWでも届かない弱い電波を解析してくれるのがウケています。
まず、初学者には『CW』が『意外とネック』で、
100年以上も歴史があって、学び方が体系化されているのもかかわらず、
専門誌も『簡単なコトを、ややこしく書いている』ため、
ビギナーさんには『ハードルが高い』と『最初から食わず嫌い』の傾向です。
簡単なコトは、簡単に書けよ、と感じます。
<CWを自分のモノにするためには>
1,まず、1分間100文字が受信できるコトを目標に置く
2,いきなり1分間100文字はハードルが高いですが、毎日5~15分の受信練習
3,そのうち、数文字程度は『取れる(わかる)符号』が出てくる
ま、ここまでは、専門誌の請け売りです。
4,受信練習を日常化するために『21日間(3週間)』続ける
5,嫌なことでも、21日間やれば『イヤでも日常化』できる
6,日常化できれば、その4.3倍の90日(3か月)を続けてみる
語学学習と同じ、まず21日(3週間)で日常化します。
私は、個人旅行用の韓国語学習で、21日間だけ勉強しました。
この21日間だけ『必死のパッチで学習』したら、
韓国に1人で旅行するには『何とかなる程度』の語学力?がついていました。
ソウルの町を歩いて『ここが何屋さんなのか』くらいのハングルが読めます。
乗合のタクシーに乗っても、特に困ることはなくボラれることもなかったです。
『日本語ができる方は、どこにいらっしゃいますか?』この韓国語だけで大方OKでした。
韓国語学習を90日以上続けていたら、
もっとボキャブラリーも増えたと思います。
語学学習も『まずは90日(3か月)』やれば『そこそこできる域』に達します。
逆に『そこそこのレベルに到達するには90日(3か月)かかる』ということです。
ま、それを念頭に(前提に)・・・。
7,実際に練習するには・・・
▼おすすめです(JI1JDI局作)<インストール不要のWebサイトです>
<CWのまとめ>
1,1分間100文字が確実に受信できるための『受信練習』を
2,毎日5~15分程度(最初から嫌なコトを30分もやるからイヤになるのです)
3,日常化のために、21日間(3週間)やる
4,日常化できれば、継続的して90日間(3か月)やる
5,語学学習や楽器演奏の習得も『まずは90日(3か月)』を知る
少しずつでも休まず続けて『これ、わかる!』となれば、成功体験です。
50W出力のために『試験』で『モールスの知識』にパスしても、
これは音楽でいえば『楽譜が読めた』と同じことです。
もちろん、楽器演奏では譜読みも必須ですが、
音符の端に『ドレミ・・・』とルビを振っても演奏できます。
しかし、実際の演奏となれば『体が覚えて、動かないと演奏にならない』です。
特別なことを言っているのではなく『あたりまえのこと』を言っているだけです(笑)。
▼受信練習で使う道具(おすすめの一案です)
これを使って『90日かけて、1分間100文字の受信』をクリアします。
1,コスパに優れたFT-991AM(50W機)で
2,ファイナルにあまり負荷をかけず
3,解読器も使わずに符号を理解できるようにCWの運用をする
4,いろんな電鍵を試すとかは、1分間100文字ができてからでもいい
5,送信用にも、コスパのかからない丈夫で安価なパドルを1つ購入する
6,コンテストでは1分間100文字が受けられないと呼び回りもできません
これだけでも、第三級の『特権?』である『MAX50W』が堪能できます。
将来的に『FT8』をやるかも知れないですから、
USBでPC接続しやすいFT-991AMは、オススメだと思っています。
IC-7100Mも、HFから430MHzまで運用できますから、
入手ができそうなら、こちらもオススメ機種です。
FT8をやる前提なら『IC-7100M』がいいと思いますが、
入手難が続いていますから、気長に探しましょう。
オークションを漁るのも一案ですが・・・。
中には誘導雷の『落雷機』も出回っていたり『ババつかみ』の懸念も。
私はFT-991AMでもIC-7100Mでも『どっちでもいい』と思いますが、
きちんとフォローしてくれる『信頼のおけるハムショップでの購入』を、
強くお勧めしたいです。(自分で目利きできる方はご自由に・・・)
第三級は、アマチュア無線で『一番コスパがいい』のです。
・電信での交信ができる(ここにアマチュア無線の真髄がある)
・MAX50Wの出力が出せる
・CWなら、極端にファイナルへの負荷がかからない(コンテストのランは別)
要はRIGが潰れなかったら、身につけたスキルは『一生もの』です。
このエントリーに関しては、
CQ-hamradio誌『6月号』の『CW運用ステップアップ』P144~P147掲載の、
JH1JDI・上岡沙織さんの記事と併せて読んでいただくと、
ご理解が深まると思います。
どうあれ『カネをかけずアマチュア無線を楽しむ』には第三級堪能が必須です。
今からCWの練習を始めたら、
8月開催のフィールドデーコンテストや、
10月開催の全市全郡コンテストで『CWデビュー』できます。
また、1月のNEW YEAR PARTYも『楽しく、サクッと運用』できるでしょう。
まずは、CWで欧文の送受信を身につけましょう。
やるかやらないかは『個人の自由』です。
・FT8もやらない+CWもやらない≒いずれ飽きてやめてしまう
読者の方が飽きてやめようが、
ちょっと頑張ってやってみようとか、
そんなことは『私にとっては、どうでもいいこと』です。
でも、せっかく取った資格と、
せっかく買った無線機を『使い倒す』方が、
私は『楽しい』と思います。
無目標で、仲間内で小さくまとまっていたら、
コンテストやAWARDの競争原理は否定するクセに、
仲間内で『誰かが買った新製品RIGを張り合って、無理して買う』という、
矛盾した『馬鹿げた消費行動』から『離れられる』と思っています。
張り合って、クレジットの支払いに追われぬようご注意ください。
・アマチュア無線の運用も
・RIGや周辺機器の購入も
・クレジットカードのご利用も
計画的に!です。計画的にできないからハチャメチャになるのです。
仲間内で群れて『なぁなぁ』は、
90%以上の人が7年以内に飽きてやめています。
ま、お好きにどうぞ・・・としか言いようがありませんがネ。
最後に『21日間』は『感動も21日間で日常化(沈静化)する』のを、
逆説的に『やってみた』のです。
例えば、新車を買って、21日目頃に『セールスマン』がやってきて、
『お車の調子はいかがですか?』とか来るでしょう。
今どきの新車で、21日程度で調子の悪くなる車なんて、ありません。
セールスマンは、売った車も、
21日経てば、ユーザーも購入時の感動も薄れて『日常化』するのを知っていて、
忘れさせないために『訪問』『電話』『点検の案内はがき』とかをよこします。
楽しいことも嫌なことも『21日(3週間)で日常化する』のです。
21日で日常化できなければ『やめればいい』のですし、
あるいは、少し休んで『また、別の方法を見つければいい』ということです。
アマチュア無線に限らず『たいていのこと』は『21日で日常化』します。
嘘だと思うなら、まずは『やってみる』上で判断してください。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
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