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アマチュア無線&鉄道旅行のログブック by taniyan / JH0HYX

E257号車番号表示一覧(あずさ号沿線案内)

2007-01-03 00:09:00 | 鉄道

<記事作成:2006年8月23日>

(特急あずさ号(E257系M202編成) 2001.12.21松本駅にて)

 このページでは、2001年12月1日に、特急あずさ号としてデビューしたE257系車両側面にデザインされている、車両号車番号表示(各車両乗降ドア横)のイラストを紹介します。主要停車駅毎の名物、名産のイラストが描かれています。

 パンフレットにも説明がありますが、E257系車両は、北アルプスを望む美しい自然にふさわしいデザイン、ということで「ふるさとのぬくもり」「めぐりゆくふるさとの四季」をコンセプトに作られました。各車両毎に配色が違う車両側面の菱形の模様は、「青紫:冬の山々」「桃色:春の花」「碧色:夏の木の葉」「黄色:秋の紅葉」「銀色:八ヶ岳や北アルプスの嶺」をイメージしています。次にE257に乗るとき、どの車両に乗るか、おたのしみに。

 

(2006.8.23 あずさ8号)

 クハE257-1(M201新宿方1号車)の妻板(1C席付近)に、ブルーリボン賞受賞プレートが貼られていました。鉄道友の会、まだあったのですね;-p(1970年代に一時期会員でした。。) 


<1号車>クハE257(Tc):新宿(新都心)

 新宿方1号車は禁煙指定席。新都心新宿の高層ビル街をイメージしたイラストです。中央線で右手方向に高層ビル群が近づいてくると、やっと「東京」に着いた、という感じになります。副都心から新都心へ、湘南新宿ライナーも運転され、ますます人間が集まってしまいますね。JR新宿駅では、たったの3日間で長野県総人口とほぼ同じ人数が乗降している計算になります。

 

<2号車>クモハE257(Mc):八王子(高尾山)

 2号車は禁煙指定席。山とモミジの葉っぱのようなデザインです。新宿の次なので、おそらく高尾山あたりのイメージをねらったのでしょう。簡易運転台付きです。昔、鬼のように分割併合をしながら運転していた165系を思い出してしまいました。1,2号車の2両編成で動いているところは、まだみたことありませんが、思わず「上高地線」電車と間違えてしまいそうです:-p。しかし、9両運転では、1号車(新宿),2号車(八王子)がなくなってしまうのもまぬけです。

 

<3号車>クハE257(100番台)(Tc-100):大月(富士山)

 3号車は禁煙自由席。図柄はご覧のとおり富士山です。イラストをよく見ると、湖に映った富士山がみられますので、富士五湖からみた富士山かな。中央本線沿線では、塩山(山梨)あたりから富士見(長野)くらいまでの区間で車窓から富士山をみることができます。上り(新宿行)だと右側車窓に見えますが、長坂駅付近では、一瞬逆の左側車窓に見えるところがあります。左側の八ヶ岳をとるか、右側の富士山・甲斐駒をとるか、いつもA列かD列かで悩むところです。それにしても、3号車のワンタッチ幌付きの先頭車、ちょっとぶさいくですね。できる限り11連で運転してほしいところです。

 

<4号車>モハE257(M):勝沼・塩山(ぶどう)

 4号車は禁煙自由席。ワインの名産地、勝沼のぶどうです。ぶどうといえば、「塩尻」も有名です。米カリフォルニアのワイナリーにあった「世界のワイン名鑑」なる資料をみたら、日本のワイン生産地として、勝沼と塩尻の2カ所が紹介されていました。車内販売のワゴンでも売られていますので、是非一度おためしください。(私は日本酒のほうがすきですが・・)

 

<5号車>モハE256(M'):甲府(もも)

 5号車は喫煙可自由席。フルーツ王国山梨を代表するもう一つのくだもの、「桃」のイラストです。山梨は、気候もいいし、自然もあるし、東京にも近いし、いつも「住みたい県ベスト3」に名を連ねるところです。新宿から1時間半、あずさ号も、新宿-甲府はいつも満員。信州は、「住むところ」ではなく、「遊びに行くところ」みたいです。さて、ここから松本までの残り1時間ちょっとがいつもつらい。

 

<6号車>モハE257(1000番台)(M-1000):上諏訪(諏訪湖花火)

 6号車は喫煙可指定席。イラストもようやく信州に入り、「諏訪湖の花火」です。毎年8月15日に諏訪湖で行われる大花火大会。この日ばかりは、数万人の町の人口が10倍くらいにふくれあがる勢いです。湖上に打ち上げられる多数の花火や「ナイアガラ」とよばれる湖上に長く張り巡らされた仕掛け花火など、花火好きの方なら、是非一度はご覧いただきたい迫力です。

 

<7号車>サハE257(T)

 7号車は禁煙指定席。車いすの方用の片側1列シートや、多目的室、車内販売準備室等が広くとられていますが、座席数は54席を確保しています。E257では、1号車と3号車を除き、乗降ドアは片側1カ所のみとなっており、デッキが無いぶん室内空間を広く確保しています。客室内からデッキへでるドア、従来のような自動感知式ではなく、センサーに指をふれる方式になっているため、多くの乗客がドアの前で呆然と立ちつくしていました。ほとんどの号車の新宿方は、ドアを開けるといきなり連結面なので、誤開防止のためには仕方ないでしょう。このスイッチを押すと、自分の前の扉と、ホロを挟んだ相手側の車両のドアも同時に開きます。固定編成とはいえ、こんな信号まで車両間で接続されているのですね。どんなインターフェイスを使っているのでしょう。

 

  

<8号車>サロハE257(Ts):松本(松本城)

 8号車は禁煙指定席+グリーン車。イラストは、「国宝松本城」です。松本城南側の中央公園から北アルプスをバックにみた方向ですね。ちょっと角度が違いますが:-)。8号車は車両中央に乗降ドアがあり、松本方半分がグリーン車、新宿方半分が普通車となっています。ドアの左右両側に号車番号表示があり、普通車側には松本城が、グリーン車側には下のグリーンマークがあります。E257のグリーン車は、2列-2列の28席。普通車が桃色をアクセントにしているのに対して、グリーン車は車内荷物だなの上に黄色がアクセントで使われています。

 

<9号車>モハE257(100番台)(M-100):安曇野(りんご)

 9号車は喫煙可指定席。イラストはリンゴです。信州といえばリンゴで有名ですが、産地は、県内各地にたくさんありますので場所を特定するのは難しいです。安曇野周辺にもありますし、伊那谷方面や県北部も有名です。とりあえず、松本と穂高のあいだなので、安曇野ということにしておきますが、いずれにしても信州を代表するくだものです。

 9号車には喫煙用フリースペースがあります。惜しむらくは、E257は全車禁煙にして、このような喫煙スペースをいくつかもうける形式にしてもらいたかったです。中央線は単線トンネルが多く、高速でトンネルに進入すると気圧の関係で喫煙可車からの煙が一気に禁煙車に押し寄せてきます。とくに、E351は車両間の気密が最悪で、一瞬にして車内にもやがかかるのがわかるほどです。喫煙可能車両を減らしている方向では評価できますが、喫煙可能車両が編成の中間に入っていることが残念です。喫煙可能車両が減ることにより喫煙者密度がより高くなり、車内には相当濃い煙が充満しているはずですので。

 

<10号車>モハE256(M'-100):穂高(道祖神)

 10号車は禁煙指定席。イラストは北アルプスを背景にした道祖神です。道祖神とは、いわゆるお地蔵さまのように、街道沿いにまつられた石像です。E257のイラストにもあります、「双体道祖神」とよばれる、男女ペアの神様が彫られたタイプのものが有名です。握手していたり、肩を抱き合っていたりと、いろいろなタイプがあり、いまでも、道中安全や夫婦円満、五穀豊穣等、いろいろな神様としてまつられています。安曇野各地に残っていますので、是非探してみてください。

 

<11号車>クハE256(Tc'):信濃大町・白馬(北アルプス、スキー場)

 11号車は禁煙指定席。松本方先頭車です。イラストは、北アルプス沿線のスキー場を滑るゆきだるま。長野オリンピック以降、大糸線沿線のスキー場はお客さんが減ってしまっているようです。最近はスキー板担いで中央線に乗る人の姿をほとんど見なくなってしまいました。車やバス、あるいはスキー宅急便を利用しているのでしょうか。温泉や信州そばもあります。E257にのって、信州へあそびにきてください。

 

続報:「新型「あずさ」E353系@松本駅」

関連記事:「「E257系あずさ号」新型車両乗車報告」

 

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