E353系、量産先行車投入から二年半。JR東から公式発表があり、営業投入日がようやく確定しました。2017年12月23日、スーパーあずさ1号/4号の運用系統からスタート。4系統あるスーパーあずさ運用のうち、2系統がE353に置き換えられることになります。10月12日には、量産車S102+S202が横浜を出場。量産先行車S101+S201は、量産車とおなじ仕様に改造するそうですが、営業開始までには、予備車を含め少なくとも3編成は必要になるので、近日中にもう一編成落成することになるのでしょう。このペースだと、5編成そろうのも時間の問題、E351とのお別れの日も近い。結局、あずさ(松本=新宿)2時間の夢は叶わず、160km/h運転できる実力を発揮することなく、E351まもなく引退か。
E353、奇しくもE351の営業投入日(1993年12月23日)と同じ日(天皇誕生日)にデビューすることになりました。E257のデビューは、2001年12月1日でプリンセスの誕生日と同じ日。「あずさ」、なんか皇室と縁がありそうな:)。
E351といえば、当時超ハイテクな印象で登場したのを覚えています。183/189の置き換え用、というより、全く新しい車が来たという感じ。振り子機構や、209系に続いて量産本格導入が始まったばかりのVVVF制御など。翌1994年12月から「スーパーあずさ」を名乗るようになりましたが、新規設計、新機能満載が故に、投入当初は車両故障などトラブルが結構あったみたいです。当時上り勝沼付近を走行中、だんだんスピードが落ちてトンネル内で停車。しばらくして「再起動します」とのアナウンスがあり、パンタ下ろして完全OFF、SIVも停まり車内は真っ暗(昼だったけどトンネル内なので)。突然訪れた静寂のなか、トンネルの中を流れる湧き水の音を聞きながら待つこと数分、突然動き出した制御機器冷却ファンの音とともに、E351再起動完了、なんて経験もありました。当初の信頼性は、Windows95といい勝負だったのかもしれません:)。E353は、十分時間をかけてチューニングしたから、こんなことはないでしょうね。
少し早いですが、E353営業投入に合わせて、「松本駅列車入線調査」改訂しました。E353は、12月23日から、次の2系統の運用に充当されるとのことです。
・新宿⑩(07:00)=1M=(09:39)③松本(入庫)=(出庫)松本③(14:49)=22M=(17:24)⑩新宿⑩(18:00)=29M=(20:42)②松本
・松本②(06:51)=4M=(09:27)⑨新宿⑨(10:00)=11M=(12:31)②松本②(13:02)=18M=(15:33)⑩新宿⑩(16:00)=23M=(18:34)②松本②(20:00)=36M32M=(22:37)⑦新宿
一番列車、きっと「8時ちょうどの、スーパーあずさ(5号/6号)で~」、、、かなと予想していたのですが、両方とも読みが外れました。イベント的にも、狩人呼んで盛り上がるかと思ったのですが。。E353、早く乗ってみたいけど、E351の乗り(飲み?)納めもしないと:)。
続報:「E351系スーパーあずさ引退決定@2018年3月16日」
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by taniyan
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