学生だった当時(はるか前ですが…)、
将来どんな仕事が自分に向いているかと考えたりはしませんでした。
しかし、自分の興味関心や向き不向きなど、
学生生活を経るまでにある程度自分を客観視できるようになると、
殆どの人は様々な情報の中から取捨選択をし、試行錯誤しながら自分に合った就労に繋がっていきます。
「自分に向いている仕事って何だろう」
多数派の人たちは初めに上手くいかなかったとしても、その経験を踏まえて次へと踏み出していけるのです。
「まわりの皆がそうしているから、そういうものだ」
と、それ以上に自分の中で培われてきたものが限られているとそこから先へと進めなくなってしまいます。
キャリア教育はその先に進むための学習です。
梅永雄二著
発達障害のこどもたちのためのお仕事図鑑