昨年の12月、高槻市市民公益活動サポートセンターによる災害アンケートにお答えしたものです。
避難場所等で配慮するべきことは
発達障害のある方の場合、多くの人が避難をしている騒々しい場所では過ごすことができません。
人の話し声、予測のつかない動き、においや光、音などの刺激に苦痛を感じる特性をもっている方が多いからです。
配慮すべき点として、ブースを設けて周りの刺激から避けるようにすること。
しかし、障害の特性から、大きな場所での避難場所ではなく自宅や車、テント、ショートステイ、短期入所などで過ごすことを,
殆どの当事者またご家族のかたは希望されると思われます。
すでにパニックを起こしている方に対しては、福祉窓口と連携をし、一時、短期入所など家族の心労を軽減するサポートが必要です。
高槻市でのこの度の地震では、
多くの地域でガスや水が止まり、家屋の状況から避難場所に避難する方など、不自由な思いをされている方々がいます。
予測のつかない自然災害の場合、誰でも混乱してしまいます。
自宅だけが安心できる居場所ではなく、
短時間・短期間なら他でも過ごせるよう、そんな居場所が一つでもあればいざという時に助かります。
福祉サービス利用可能であれば、子どもが利用しやすい時間帯ややり方を担当者に聞き、
(利用時間や内容、私物持ち込み可能か個室利用できるかなど)
定期的に可能なところから試してみて、支援機関との繋がりを持つようにしましょう。
子どもが成人しても利用可能な機関であれば、災害時の備えとしてより有効です。