対人関係で大切な挨拶について学習していた時の話です。
自分のほうに前方から歩いてきたのが先生(あるいは上司)だと分かった際には、自分から挨拶をするのが常識であるから、その場面を想定してやってみようというSSTです。
しかし、何故かこれが出来ない。
「あ…」何回やっても先生が通り過ぎてしまう。
タイミングがつかめないのです。
「2メートルくらいの距離になったら挨拶をしようか」
と説明すると納得してくれました。
身体の動きがぎこちない。タイミングが計れない。そもそも運動が苦手。
発達性協調運動障害は、ASDの約80%、AD/HDの約30~50%、SLD(限局性学習障害)の約50%に併存が見られるそうです。
だとするとやはりその子その子の特性に応じた学習スタイルを提供したほうが、無理なくスキルアップに繋がります。
発達性協調運動障害(DCD) 見えているのに理解されにくい発達障害(1)“不器用”なのには理由がある - 記事 | NHK ハートネット