とらいさぽーと

なぜ生活環境を変えられないのか

「家以外の場所で過ごす」「レスパイト」という点で、

現在多くの児童デイサービスが地域にあり、送迎付きの事業所もあるので、

保護者としては安心して子どもを放課後預けることができます。

18歳以降になると児童デイは無くなりますが、福祉サービスでショートステイの利用は可能です。

ただ契約や予約の手続きなど、継続しての利用になると事業所との連携が常日頃から必要となります。

そこから関係性を深め、短期入所を利用しながら子どもの自立を促していく。

難しいのは子どもの将来に渡る関係性を築いていくことですが、

まず日中の就労先や活動場所が安定していることが前提にあります。

そこから次の段階に行くには、大きな壁がある。

これは今の時世に繋がることで、

必要な情報がすぐ手に入り生活が便利になればなるほど、

個人のプライベートな時間を優先することが可能となり、

将来設計に不安を持つ若者が多い中で、

あえて、住み慣れた環境や親元から離れて新たな人間関係や生活環境に合わせていく方向に、

意識は行かないでしょう。

福祉サービスの利用が可能な状況の方であっても、

それまでに対人関係や体調面で大変な思いをしてきた家族や本人にとっては、

尚更ではないかと思います。

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