興味関心はそれぞれ人によって違いますが、ポイントを貯めることでその報酬が得られるのであればチャレンジしてみようと前向きに気持ちが動きます。
問題は何でポイントを貯めるか、にあります。
間違ってもやってはいけないのが勉強をすることやテストの点数で報酬を与えること。
面白そうだな、これだったらやれるかなと、本人の気持ちを前向きにさせるものが良いです。
報酬は、支援者が無理せず続けられるように、高額なものにしないようにします。
ポイント題材も、支援者が無理なくできる時間帯に提示します。
何のためにこれをするのか。将来何故これが役立つのか。
5年後10年後を見据えて重要なのは、子どもの自律力をつけることです。
「その時間になったら何をするかを納得の上、だれの声掛けや指図なく自ら行動すること」
「自ら行動することによって満足感や達成感が得られること」
「自分でできることは自分でする。できないことには支援を求めること」
いつも誰かの指示や声掛けがなければ行動に移せないのは、そのような環境化にあるからです。
訳のわからないまま周囲に合わせて言われるままに行動し続けていると、2次障害を併発します。
👦「マクドナルドに行けますか?!」
教室についてすぐに、カバンからポイント予定表を取り出して私に確認を求めます。
👱♀️「1,2,3,、、、ああ惜しい!あと2点たりません。でもダイソーには行けるよ、どうする?」
ポイント集計表に点数を合計して、彼と一緒に確認します。
👦(ちょっと考えて)「いいわ、マクドのほうが良いから。次に行けるから」
👱♀️「そうやな!今春休みやから、お手伝いを一つ入れてポイント増やすこともできるけど。どうする?
例えば、~とか、~とか」
👦「~はできない、、、~はできるから、~にするわ」
👱♀️「どこに入れたらいい?朝?夜?」 👦「夜!」
後、母とラインで情報共有します。
その時間に彼が母の声掛けなく行動に移せたらシールを貰える。起床する、片付ける、食事、お風呂など。
できなかったら、残念でした!となります。
(ポイント予定表は確実に彼が確認できる場所に提示して貰います)
提供するのはこちらでも、決定権を持つのは本人です。
人に指図されてする訳ではない。本人が納得してすることですから、達成した時の満足度も高いでしょう。