夏休みももうすぐ終わろうとしています。
猛暑の中なかなか外出するのも大変ですが、家族で休みが取れるこの時期に、
子どもの自律スキルを身につける手段として、旅行がおススメです。
事前の準備として、必ず子どもが無理なく楽しく過ごせるスケジュールを立て、子どもが見通しを持つことが出来る方法で提示します。
神経発達症の特性から予測を立てて行動に起こすことが難しいと捉えて、いつ、どこで、何を、どれくらい、次は、といった予定表を、子どもの興味のある活動を第一優先に、子どもが理解できる方法で示し確認します。
旅行中には電車の遅れや道路渋滞、事故などの様々なイレギュラーがあります。
予定変更は必ずあることなので、その場合の変更後の予定は何かも予め必要です。
しかし、なるべく辛い体験をさせないように、渋滞などに巻き込まれないよう行先や時間帯、ルートは下調べしておきます。(音や声、匂い、視野に入るものなどの、感覚刺激に対する配慮も考慮しておきます)
旅行にはハプニングは付きもの、しかし、予測通りにいかないことがあっても一番の目的は見通しを持つことで確実に叶うのだと理解することができます。
重度だから旅行は難しい、言えばわかるから予定表は必要ないでは、子どもの持っている強みに届かない。
(可視化することで)予測可能だから安心できる→ストレスがかからない。
急な変更があっても変更予定で乗り越えることが出来る→達成感が持てる。
まわりの人の言動に左右されずにマナーやルールを守りながら「旅行」をする。
その「 」が、家であったり、学校であったりと、場面が変わってても基本は変わりません。