おとなの発達障害 気づいて向き合う安全ガイド 黒澤礼子著
発達の違い、特性について、これまで小中高と子どもの成長の段階や認知度、また捉え方を考慮しながら学習に取り入れてきました。
現在大学生に向けて、改めて自分の特性について客観的に見直すためにこの評価シートを使用しています。
このシートは診断するためのものではなく、本人やまわりの支援者にとっての気づきや向き合い方の指標となります。
教室での彼らはすでに自己理解から自己肯定感や自己権利擁護についても学習してきましたが、
大学卒業後の就労を考えていく上でどのような選択肢があるのか、
そのための指標となるよう取り入れています。
実際に記入して貰うと、自分の苦手だと思っていた項目が支援者の評価では以外にそうでもなかったり、
逆に支援者としては本人が気をつける必要のある項目に本人の意識はそうでもなかったりと、
自分の視点と支援者(他者)の視点の違いが数値に表れます。
黒澤氏は幼児から大人まで、発達障害支援について幅広く本を出されています。