とらいさぽーと

ASとして地域で暮らすこと

ASDスペクトラムについてまだ何の情報もなかった頃は、

特性に対しての何ら配慮も理解もされないままに2次障害としての治療しかなかった時代であったと思います。

特性が重度であれば知的障害が有る無しに関わらず、社会生活をおくることが困難になります。

現在は受け皿としての福祉制度が整っているため、その当時と比べるとASDスペクトラムの人たちの生活の場は保証されるようになってきています。

ただ、その制度に繋がる前にすでに2次障害を併発しているケースが、まわりの話を聞くと残念ながら多いような気がします。

(本人が多数派との違いに苦しまないために、やはりASについての客観的な知識は、ある段階で本人にあったほうがいいと思います)

あるいは生活の場は守られたとしても特性に対する理解や配慮が難しいケースも多いと思います。

また、まわりの環境に合わせ自分をカモフラージュさせて、絶えず緊張の連続でストレスを多く抱えた生活をしている人もいます。

それが原因でまわりから孤立してしまう、あるいは2次障害を併発していまう人も。

ASのままで本人は生きづらさを抱えながらも自立した生活をおくっている人も、今は多くおられると思います。

他者との関係性を築くことが困難であったとしても、自己管理力が高い人は自分の生活を営んでいけます。しかしそれにはやはり、その人の理解者がまわりにいるかいないかで状況は異なります。

そんなお知り合いのかたががまわりにいらっしゃるでしょうか。

連絡があればいつでも話を聞いて上げてください。

否定はしないで。それだけでも状況は変わってきます。

そのかたが地域の中で1人で自立した生活を行なうことができていること自体が、凄いことですから。

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