常陸小川駅で見たもの

前述の記事の続きです。

石岡から小川への併走国道を走りつつ、右側面の線路を気にしていたのですが結構良い感じに抜きつ抜かれつを繰り返し常陸小川駅には若干遅れて到着しました。
で、そこで見たものは…
前回、来た時には本線の向こう側の側線に放置されていたホキ８００、２両が貨物上屋側に移動していたこと。そして、貨物上屋側にトレーラーと重クレーン車。そして、いつもは石岡の機関庫の奥に眠っていた協三の貨物移動機。で、アレと思うまもなく協三くんはクレーンで宙吊りにされてもう一台のトレーラーの荷台に積まれてしまいました。

その周りは、作業スタッフと鹿島鉄道関係者と、我々のようにたまたま居合わせたファンがそれなりに群れています。鹿島鉄道関係者の方のお話によると、協三くんとＤＤ９０２は室蘭の臨海鉄道に引き取られることになったので陸送するのだと言うのです。（室蘭には複数の臨海鉄道があるのでその何処に行くのかまでは聞くのを失捻していました）

まぁ、目の前でこんな作業をされていたら他の撮影地に行こうと言う気はならないもので、結局トレーラーへの積み込み作業が終るまで約３時間位常陸小川駅に張り付いていました。




計らずも、ＤＤ移送の現場に立ち会うことが出来たのですが…
その幸運を有り難いと思いつつも、一抹の寂しさを感じずにはいられませんでした。
この２台を送ってしまうと言うことは、もう鹿島鉄道の廃止が決定事項であることの証明であるからです。
ちなみに、ＤＤ９０２の鹿島鉄道内での最後の作業はＤＤ９０１の停止位置をずらす事でした。ですから、２枚目のカットで９０１との連結姿が撮れたのでした。てっきりこれを石岡に牽引していくのかと思っていたので、かなり意表を突かれました。