クサボケ

道路の法面にクサボケが所々に自生しています。
３０ｃｍほどの長さで箸の太さにも満たない蔓のような幹に、
２～３綸の真っ赤な花が咲きます。
花の時期は長くて、２月から４月頃まで咲いています。
まだ咲く花が少ないこの季節に、
クサボケは法面に際立っています。
花が終わると実を着けて、それが夏を過ぎて初秋のころ、
ピンポン玉くらいの大きさまで膨らみます。
以前は、クサボケの実を集めて、ホワイトリカーで漬け込む
果実酒を作ったことがあります。
「１０年寝かせると高級な果実樹になる」と
長野の知人に教えられました。
我が家のクサボケ酒は、もう３０年物ですから、
きっと相当な価値になっているのでしょうか。