![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/b5/8e039374e5bccace4a532c821c6bdb74.jpg)
ヤマノイモを擦り下ろしたものを「とろろ」と呼び、
その原型の芋を「とろろ芋」と呼ぶのでしょう。
長芋や大和芋が多く使われますが、山に自生している
天然モノの自然薯は希少になりました。
長芋は水気が多くてサラサラしています。
大和芋は粘りが強くて擦ったものは出汁で薄めて使います。
自然薯は更に粘りがあって腰が強く、
相当な量の出汁で薄めないとろろ汁にはなりません。
里山で自然薯を掘る人も少なくなりました。
秋から初冬のころ、専用の芋堀道具を担いで
林の中を歩く芋掘り人を見たものです。
自然薯を摩り下ろしてとろろ汁を作る度に、
芋を握った手が痒くなって往生したことを覚えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/fe/d75f2ffa0290129c9dc9be29c7d51d95.png)