雨も三日目の梅雨の朝、久しぶりにゆっくりと起きた
ので遅いアップである。
今日は土曜日、三菱電機社長辞任、ワクチン予約各地で
停止、五輪無観客も軸、等々つまらない記事。土曜版から。
一期一笑(デイサービス施設)、一期一絵(美術関連)、
一語一会(朝日新聞夕刊)・・・。そして「苺一衣」は和装
小物のショーウィンドーにあった。
このように「一期一会」には多くの「あて字」があるが、
本来は茶道のことばで、「茶の湯の会は一生に一度のもの
と心得て、悔いのないようにおこなうべきという教え」。
(三省堂国語辞典)
一期(一生)に一度だけ会う、という気持ちである。
(飯間浩明「街のB級言葉図鑑」)
年を取ってからあちこちの川沿いや寺社仏閣を歩くよう
になって、どこを歩いても「二度とは来ないだろうな」と
一期一会の気持ちで歩いている。
よって、多くの写真を撮る。コンパクト・デジカメを
持つようになってからの枚数は多分、いやここは正確にと
専用のHDDを繋いでみたら、十二万八千枚強と出た。
このブログにも2年足らずで六千枚以上アップしている。
銀塩フィルム写真からデジカメに変えたのはいつだろうと
HDDのファイルを見る。
初年度は2003年、最初に正月三日の写真がある。多分
これが一番古いデジカメ写真だろう。確かカメラも付いた
電子手帳だった。全ての機能が中途半端だった。
写っているのは、今は亡き愛犬、この時一歳半。
「さきがけ」は茨城は石岡市、府中誉酒造の名酒。
なかなか手に入らない銘柄だから、きっと誰かが正月用
に送ってくれたのだろう。
後ろのパソコンは確か5代くらい前のもの。置時計は
気に入っていた無垢のアルミフレーム。確か計器名ーカー
の何周年かの記念品である。この後すぐ動かなくなった。
棚に置かれたファイル類は、まだ現役時代だから仕事の
ものだろうか。いや正月に仕事するはずがない。などなど
懐かしい一枚である。
この年の七月には博多山笠を観に行った。会社の先輩が
博多勤務時代に入った「流(ナガレ)」にまだ参加していて、
貴重な「櫛田入り」の座席券を手に入れてくれた。
まさに「砂かぶり」の前列近く、迫力あるシーンを満喫
出来た。これは先輩の千代流の「走る」山笠。櫛田神社を
出た後、博多大通りなどを5キロ走り続けてタイムを競う。
櫛田入りの最後は、「飾り山笠」の当番、上川端流。
この山笠は十メートル近い高さで走らない。お披露目の
後は上川端の町内に置かれる。
この博多山笠が行われるのは今月、締めの「櫛田入り」
は15日の未明だが、2年続けて中止である。
これも一期一会となるかも知れない。