所謂キャリア官僚の登竜門である国家公務員総合職の合格者の
出身大学に異変が起きている(今朝の朝日新聞から)。
2012年に451人でトップだった東大はトップを維持しながらも
今春は193人へ。4位(94人)だった慶応は51人と半減し9位へ。
逆に、合格者が大幅に増え順位を上げたのが北大、立命館など
多数だが、東大の減少分を他の大学が享受したと言える。
その意味で上位で合格者が増えていない京大(120→118人)、
早稲田(112→96人)なども、実質キャリア志向離れと言えるかも
知れない。
東大では、総合職試験を通っても「官僚として国を変えるには
30年はかかりそう。ビジネスの社会で早くアイデアを形にしたい」と、
民間企業に就職する学生や、総合職試験を狙って法学部に入っても
工学部に鞍替えする学生もいるという。
東大卒が減って、地方国立大や私大出身者が増える官僚の世界、
どう変わって行くだろう。しかし当面、財務、外務、経産省など
主要各省は相変わらず東大出身者の世界である。
最近の散歩から花たち