昔のお客は笑うまいとし、いまのお客は、
とにかく笑おうとする。(立川談志「現代落語論」)
昔の寄席通は、ウケを狙った「底の浅い」噺にはソッポを
向いた。ウケることと優れていることは違う。
8/28「折々のことば」(鷲田清一)より
確かに、回りがどよめいても「こんなとこで笑ってなる
ものか、俺を笑かすならもっと凄いオチを噺しやがれ」と、
苦虫を噛み潰したような顔で、笑いたいのを我慢する寄席通
を想像すると、その方が笑える気もする。
昨日まで紹介した「日本軍恤兵部」の中で、戦地慰問の
落語家たちは「笑かし隊」と書かれていた。
さて、南越谷阿波踊りの舞台踊り。今日はまとめて三つの
「連」を紹介しよう。
まずは「向日葵連」、名前の如く黄色の衣装。
フィナーレ、両サイドの幼児がアクセント
次は「帆波衣(ポパイ)連」、結成30年
袖のポパイがユニーク
女子の男踊りもなかなかのもの
近郊連の「北浦和阿呆連」、昭和53年結成の古豪
余裕の笑顔
見よ、この迫力
幅広い年齢層も特徴