緊急事態宣言の拡大と延長、またも肝っ玉が据わらない
日本政府のコロナ感染施策。その対岸とも言える中国政府
の徹底ぶりの紹介である。
以前参画していたNPOの技術者の知人、仕事で中国入り
して4週間のホテル待機を経て無錫市に赴任した。
この待機中に起きた、南京空港を発祥とするクラスター
に対し、中国政府は920万人の南京市をロックダウンし、
3日間で全員のPCR検査を実施した。
陽性者がいた地区には、繰り返し延べ4千万回のPCR検査
を行って陽性者を補足して病院隔離、わずか18日間でゼロに
抑え込んだと言う。
他のことでは文句を言う中国国民も、ことコロナ施策に
ついては政府を信頼し、短期検査、自宅自主隔離に応じて
いるという。
また同氏は、毎日新聞の中国総支局長のweb記事も紹介
する。北京近くの望京地区の2500人の団地は、1名の感染者
が見つかると即座に封鎖された。
出前の配達員や家庭教師など、たまたま団地にいた者も
出られないというスピードである。周辺には封鎖テープが
張られ、日本で言えば町内会の自警団が監視する。
これが中国政府の「ゼロ・コロナ」施策である。一方で
ワクチン接種によって感染を抑えつつ、やがて来る収束を
待つのが「コロナと共存」、ウィズ・コロナ施策。
今、中国ではSNS上で、この両施策の是非論が展開され
て盛り上がっている。政府の「小出し宣言」を鼻先で笑い、
いそいそと出掛ける「ある国」もある。
雨続きの間、散歩の花
そしてこれも花
、