徳川歴代将軍が初代家康の聖地、日光東照宮へ詣でる日光御成
街道の最初、江戸城大手門から中山道と合流する神田昌平橋あたり
までの旧道は概ね消滅している。
加えて日本橋からの中山道は以前歩いているので、スタートは
御成街道が中山道と別れる東大農学部前の「本郷追分」とした。
本郷通りの真下を地下鉄南北線が通っていて「東大前」がすぐ
近くだが、三郷から一回乗り換えで着く千代田線根津駅から歩く。
地上に出ると不忍通りと言問(コトトイ)通りの交差点。
赤札堂を背にして言問通りを西へ。急坂の途中からの左手には
東大工学部、右は農学部。数少ない歩行者のほとんどが農学部の
通用門に入って行く。
上り切って中山道の本郷通りに出て右折すると農学部の正門前。
左に中山道が折れて行き、御成街道は本郷通りを道なりに進む。
この角にあるのが江戸から続く老舗の酒屋、高崎屋。
ここは日本橋から一里(4キロ)、駒込(本郷)一里塚が高崎屋
の脇にあったというが今は跡形もなし。元々は駒込追分町だったが
今は「本郷追分」と呼ばれる。
時に午後一時半、御徒町で5時からの新年会までは3時間余りの
ウォーキングである。しばらくは本郷通りを一路北へ。両側は高い
ビルが続き快晴の空だけが見える。今日は風が強く寒い日である。
例によってのんびりウォークをのんびりと紹介していく予定。
続きは次回。