じんべえ時悠帖Ⅱ

女とは、自分で女という意識を持つ者

 NHKの朝ドラ、今は「カムカムエブリボディ」。親娘三代

に渡る話で主題はアンコづくりと英語とジャズという面白い

組み合わせなのでよく「聴いて」いる。

 この朝ドラに続くバラエティ番組「朝イチ」も、ブログや

メール、歩行記を打ちながら何となくダラダラと「聴く」。

 昨日、ここでも紹介する新聞のコラム「街のB級言葉図鑑」

の著者である辞書編纂者の飯間浩明氏が登場した。思っていた

よりも「普通」の中年男性であった。

 辞書の改訂に際し、時代に合わない古い言葉を省き、新しい

言葉を追加する仕事である。また注釈や例文も見直すという。

一冊の辞書に載る言葉は何万語と言う膨大な数である。

 いつも街をよく歩き看板や表示物に注目して流行りの言葉

をチェック。書物や雑誌、ネット上の「新語」にも目を光らす。

食事中もテレビのニュースや番組に目と耳を動員する。

 寝るとき以外は世の中の「言葉」をチェックする生活である。

小学生の頃から「言葉」に注目していたというから、まさに

天職と言えよう。

 言葉としては同じでも、時代と共に注釈が変わる例として

「女」を上げる。若干意訳であるが、1960年版では「①子を

産み育てる②主に家の中で家事をする」。

 これが今年改訂された最新版では、「①子を産む器官を持つ

②自分で女と言う意識を持つ者」。もちろん、「男」の項にも

同じような②が追加された。

 

 江戸川の対岸、千葉県流山の散歩の続きは花輪城址公園での

チェアリング昼食。

 ベンチに座って周囲を眺める。江戸川に架かる新しい橋への

高架道の橋桁が見える風景である。

 目の前の絶妙な枝ぶりの桜に満開の花を思い浮かべて、

恒例の昆布おにぎりをアテに、今日はワンカップではなく

ちょっと高級グレードの大吟醸を五杓ほど。

 この間、この小さな公園を数分かけてゆっくりと歩んだ

老婆がやっと東屋に腰を落ち着けたの確認して、こちらは

帰り道へと腰を上げる。

 次回は帰り道の風景を。

 


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コメント一覧

jinbei1947
えめらるど様
まさにカンニングのアウトソーシング(外部委託)、昨日出頭したという
女の子はプロジェクト・リーダーになれます。
果たして威力業務妨害が成り立つかどうか。
インドや韓国の、「親」も参加するカンニング騒ぎも滑稽です。
jinbei1947
ワイコマ様
このあたり千葉県北西部の江戸川沿いは、下総千葉氏、北関東足利氏、
南関東の後北条氏などが睨み合うところ。
守る千葉氏(系)の出城も含めて小さな城が多くあったようです。
えめ
貴殿は、文系理系を問わずオールラウンドに優れて居られるが、もはやその有り余る能力を人類の為に生かす機会も無く世を去られるであろうと思うと、実に勿体ない気がします。ところで、東大の入試試験場でカンニングをやった器用な女子大生は、工学部へ進んでいたならかなり優秀な業績を残したのではないだろうか。
ykoma1949
「花輪城址公園」は、戦国期に松戸市大谷口の小金城を本拠地として
周辺一帯を支配していた高城氏に属していた花輪城跡を整備して造ら
れた公園で、1989(平成元)年に設置された。・・とり城址公園
あまり聞かない名前で、今回初めて拝見しました。
戦国の世の中・・遠い世界になりましたね
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