誰一人として見捨てられない。
必ず解決にたどり着く。
結局私たちは同じ地球の上にいて、
真には分断も隔離もできない。
恩恵も損害も等しく受けるのだという無言の行為に、
けれども私たちは、たださまようだけの弱々しい存在ではないのだと
タロットは告げている。 . . . 本文を読む
逆位置のワンドのエース。
既存の方策や価値観では解決しない。
その上、少しの先も予測できないことで、よりモチベーションは落ちていく。
アメリカの神学者、ラインホールド・二ーバーの祈りを思い出す。
「神よ、変えることのできる事柄については変える勇気を、
変えられないことについては受け入れる冷静さを、
その二つを識別できる知恵を私に与えてください」 . . . 本文を読む
今は世界中がワンドの9、そのもの。
彼の後ろにはワンドがずらりと並び、まるで行く手を阻むかのよう。
しかし、彼自身、そのワンドに寄って立っている。
ワンドという困難は、行く手を阻むと同時に、寄って立つ指針を示唆する。
この困難からの脱却が容易でないことは誰の目にも明らかだが、
彼の態度や思考が冷静であれば、必ず解決策は示される。
我慢の時、これまでの経験が生かされるとき。
知恵は . . . 本文を読む
カップのクイーンが持つカップは、際立って精巧で美しい。
クイーンは真剣な眼差しでカップを見つめ、カップと特別な意識を共有している。
それは儀式を通じて具現化される意識だ。
あなたには、カップのクイーンがついている。
試してほしいのは、クイーンのもつ特別な意識を共有する儀式。
カップとクイーンとあなた。
三者が一体となるための儀式はとてもシンプル。
クイーンと同じよ . . . 本文を読む
あなたが経験したことは、とても言葉では言い表せない。
軽々しく、「大変だったね」とか、「きっと人生において必要だったんだね」なんて言えない。
だから、もう一度、人生を生き直しているあなたに逆位置の愚者。
あなたがこれまで知っていた愚者は、もういない。
経験すべきことは命を懸けて遂げたのだ。
残された人生をどのように生きるかが、あなたにははっきり見えているのだろう。
. . . 本文を読む
ソードのキングが座る王座には、変容を表すとされる蝶が刻まれている。
石柱のような王座に座り、重いソードを掲げた硬い表情のソードのキングと蝶。
この相反するような関係性を結ぶのがソードのキングの役割だとすると、
もう、その必要はなくなったと読めるだろう。
つまり、変容は遂げられたのだ。
蝶のように完全変態を達成し、新しい世界に飛び立つ。
その準備が整ったのだ。
. . . 本文を読む
女帝は源泉。
命の源。
全てを内包し、守り育て、
そしてどこまでも開放する。
枯れることはなく、限りもない。
永遠なる女帝の愛を受け、
命を得た私たち。
それはまるで奇跡のようなことだが、
有限の時間と共に生まれた。
命の期限を胸に、
今日という日を生きる。
女帝からは、もう、すべてをもらった。
その恵は私のうちを潤し、細胞ひとつひとつを . . . 本文を読む