千と千尋の神隠しで、カオナシが千尋に差し出した手。
その手からは、金がざらざらと出てくる。
カップも同じかもと、ちょっと思う。
差し出されたカップには、一体何が入っているのだろう。
逆位置だから、
何が入っていたのだろう・・・というべきか。
千尋は金を受け取らなかった。
ここに描かれた人物も、カップを受け取らなかったようだ。
けれども、
もし、カップの中に、自分の望んでいたものが入っていたとしたら。
それが、さらなる欲望を生み出すことになったとしても、
私たちは拒否することができるだろうか。
何を受け取り、何を受け取らないか。
その判断を、自分はできているだろうか。
自分の姿を鏡で見る。
肥大化したカオナシに、なっていないだろうか。
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