一つの鍵で、一つの情報が開かれる。
いったい何を読んでいるのか、何を見ているのか、何を聞いているのか。
今の段階で(科学的にという意味だが)、はっきりと説明することはできないだろう。
でも、
ウイルスだって電子顕微鏡が登場して存在を確認できたわけだし、
人間の目には見えない紫外線や赤外線も、
今では機械を通して、こんなふうに見えますよ~と知ることができる。
病気になっ . . . 本文を読む
退院してから、1年半が過ぎた。
この間、一度、症状の悪化により、
再び死と手を結ぶかに思えたけれど、
そうはならなかった。
ひとまず、インナーガイドと名付けた正体不明の光について、
ぼんやりと、言葉が見つかり始めたころだった。
************************
退院後、仕事を再開した当初から、
光はその中身を開き始めた。
そこには恐 . . . 本文を読む
2019年5月から、原因不明の病気による闘病生活が始まった。
それから、9カ月を経て難病指定を受けたものの、
医師からは、
「あなたの病気は、まだわれわれも知らない、未知の領域のものでしょう。」
と説明されている。
なので、私自身を含め、全員が手探り状態であり、かつ、世界的に研究が進められている領域の疾患でもある。
一体、何の病気なのか分からず、投薬もできず、
日々、 . . . 本文を読む