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ベルギーの天才児、9歳で大学卒業へ。 夢は人工臓器作り

2019-11-23 09:51:50 | 教育

ベルギーの天才児、9歳で大学卒業へ 。夢は人工臓器作り

2019年11月23日 5:33 発信地:アムステルダム/オランダ    AFP


オランダの首都アムステルダムの自宅で写真撮影に応じるローラン・シモンズ君(2019年11月21日撮影)


【11月23日 AFP】オランダに住むベルギー人少年のローラン・シモンズ(Laurent Simons)君は、

他の9歳児と同じく、テレビや家族の飼い犬が好きだ。だが一方で、人工臓器を作りたいとも

思っており、間もなくその道に進むための学位を手にする見込みだ。

 

 ローラン君は来月、オランダのアイントホーフェン工科大学(Eindhoven University of Technology)

から電気工学の学士号を授与され、世界で最も若くして大学を卒業した人物の一人となる予定。

通常3年間かかる学士課程の修了にかかった期間はわずか9か月だ。

 

 オランダの首都アムステルダムでAFPの取材に応じたローラン君は、自分の偉業に浮かれた

様子を見せず、「普通」のことだとする一方で「すごい」ことであるとも語った。

また「ゴーカートが大好き。あとは僕の犬と遊んだり、ネットフリックス(Netflix)を見たりする

ことも好き」だとも語った。

 

 父親のアレクサンダー(Alexander Simons)さん(37)と母親のリディア(Lydia Simons)

さん(29)はオランダでの仕事が忙しかったため、ローラン君は今年初めまでベルギーの

港湾都市オステンド(Ostend)で祖父母に育てられていた。ローラン君は4歳で入学した小学校を

1年半で卒業。小学校から大学の修了までにかかった年数はわずか5年となる。

 

 アレクサンダーさんは「最終的に大事なのは、息子が人生を楽しみ、子どもでいること、

いたずら好きでいることができるようにバランスを取ること」だと述べた。

リディアさんは「息子が他の子たちよりずっと頭がいいことは、息子を育てていた祖父母から

既に聞いていた。(中略)学校に行く年齢になると、息子はより高いレベルのテストを与えられ続けた」

と説明した。

 

 アレクサンダーさんはベルギー人の歯科医で、オランダの港湾都市ロッテルダム(Rotterdam)

で歯科医院を経営。リディアさんはオランダ人で、夫の歯科助手として勤務している。

2人はローラン君に「完全に専念する」ため、医院を売却する予定だ。ローラン君は一人で大学に

通うには年齢が低すぎるため、毎日大学への送迎が必要となる。

 

 両親は、ローラン君にとっては簡単な科目でも自分たちには「まったく理解できない」と認めている。

ローラン君が飼い犬以外でいつもそばに置いているものには、ノートパソコンと集積回路に関する

本がある。

 

 12月の大学卒業後の目標は、「延命のための人工臓器を作る」こと。その理由は、自身の

祖父母のような心臓病患者を助けたいからだという。「どうやるのかは、まだこれから考えてみないと。

まだ始めたばかりだから」とローラン君は語った。

 

 両親は現在、ローラン君のさらなる進学を視野に、複数の米大学と連絡を取っている。


オランダの首都アムステルダムの自宅で写真撮影に応じるローラン・シモンズ君(2019年11月21日撮影)



オランダの首都アムステルダムの自宅で写真撮影に応じるローラン・シモンズ君と両親のリディアさんとアレクサンダーさん(2019年11月21日撮影)



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