「韓国だけは除外を」 教科書検定の近隣条項で
自民・稲田筆頭副幹事長
稲田総裁特別補佐「近隣諸国条項から韓国除外すべき」
2019/02/27 08:19 朝鮮日報
自民党の稲田朋美総裁特別補佐は25日、教科書で近現代史を扱う際にアジア諸国への配慮を求める
日本の教科書検定基準の「近隣諸国条項」から韓国を除外する必要があると述べた。稲田氏は東京都内での
講演で、「韓国はでたらめなことを言う。日本は大人の対応をやめ、条項から韓国だけは除外すると
宣言すべき」と述べた。
1982年に制定された近隣諸国条項は、近現代史を扱う際、韓国・中国などの周辺国に配慮がされている
べきだというものだ。
稲田氏は、日本で「女・安倍晋三」と呼ばれるほど安倍首相の信任を受けている極右性向を持つ人物だ。
早稲田大学卒業後、弁護士として活動してきが、安倍首相によって抜てきされ、自民党政務調査会長を
経て、2016年には防衛相に就任した。
稲田氏は日本の植民地支配に関する歴史的事実を否定したり、韓国を軽視したりする言動を頻繁に
してきた。女性でありながら「慰安婦は(日本による植民地支配)当時は合法だった」と主張している。
日本の政治家たちが2012年、米国の新聞に慰安婦を否定する広告を出した時も名を連ね、
11年には独島(日本名:竹島)上陸のため韓国に入国しようとして拒否された。
また、16年には現職の防衛相として初めてA級戦犯を合祀(ごうし)する靖国神社を参拝して物議を醸した。
稲田氏は相次ぐ失言や、海外派遣された自衛隊の文書隠ぺいの責任を取って17年7月に防衛相を辞任したが、
安倍首相が昨年10月に自身の特別補佐に任命した。
このため、これ以降、一部で稲田氏は「安倍首相の秘蔵っ子」と呼ばれている。
一方、日本の有名な映画監督でありお笑いタレントの北野武(ビートたけし)氏は24日のテレビ番組で、
「明仁天皇(原文は日王)は戦争犯罪の主犯の息子」と発言した文喜相(ムン・ヒサン)国会議長に対して
「文さん、煮込んだらおいしそうだ」と言った。お笑いタレント出身で、最近はバラエティー番組や
情報番組によく出てくる北野氏は、テレビ朝日が毎週日曜日に放送している『ビートたけしのTVタックル』
で、ほかの出演者が文喜相議長について「映画に悪役として出演させたい」と言ったのを受けて、
上の発言をした。北野氏は「文さんはあの冬瓜のような頭はどうにかならないのか。あの中にいろいろ
入れたら10人分ぐらいにはなる」とも語った。北野氏は先月27日にも同じ番組で「韓国は変な国だ。
執権層が窮地に追い込まれるたびに、日本を非難する」と発言していた。
右翼性向を持つ北野氏は、以前も嫌韓発言をして騒動になったことがある。日本に韓流ブームを起こした
ドラマ『冬のソナタ』について「竹島(独島の日本での呼称)を強奪した国のドラマを好きになっては
いけない」と言った。また、『危険な日本学』という本では、韓国と中国を「金を取る目的でけんかを
売ってくるずうずうしい国」と述べた。