米カリフォルニアの森林火災、行方不明者631人に急増 死者は66人に
2018年11月16日 12:55 発信地:パラダイス/米国 AFP
【11月16日 AFP】(更新)米カリフォルニア州の大規模な森林火災で、州当局は15日、行方不明者の
数が631人に急増したと明らかにした。また新たに7人の死亡が確認され、死者は州北部と南部を合わせ
計66人となった。
同州ビュート(Butte)郡のコリー・ホニー(Kory Honea)保安官によると、捜査員らが火災発生時の
通報履歴を改めて調べたところ、行方不明となっている人がこれまで把握していた数より倍以上いることが
判明したという。
ホニー氏は記者団に対し、行方不明者数が急増したことについて「当局が対応した混乱が尋常では
なかったことを理解してもらいたい」と述べた。
「キャンプファイア(Camp Fire)」と呼ばれる州北部で発生した森林火災では新たに7人の遺体が
収容され、死者は63人となった。また州南部の森林火災でも少なくとも3人が死亡し、州全体の死者数は
合計66人に達した。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は17日に被災者を見舞いに訪れる意向を示している。
森林火災に見舞われた米カリフォルニア州パラダイスで、疲れ果てて地面に伏せるリャマ(2018年11月15日撮影)
森林火災に見舞われた米カリフォルニア州パラダイスを上空から撮影した航空写真(2018年11月15日撮影)
森林火災に見舞われた米カリフォルニア州パラダイスを上空から撮影した航空写真(2018年11月15日撮影)
森林火災に見舞われた米カリフォルニア州アゴウラヒルズで、回収されずそのままにされた仏像(2018年11月15日撮影)