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カタール断交、イエメンも「国内のシーア派武装組織支援」と非難 5カ国目
2017.6.5 17:24 産経新聞
【中東支局】ロイター通信によると、イエメン政府は5日、カタールとの断交を発表した。カタールとの断交発表は、
サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトに続き5カ国になった。
イエメン政府は声明で、カタールはイエメンのイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」との関係を維持し、
「過激派を支持しているのが明らかになった」ための措置だとした。
イエメンでは、サウジの支援を受けるハディ暫定政権とフーシ派の紛争が深刻化。フーシ派はイランからミサイル供与
などの支援を受けているとされ、内戦はサウジ対イランの代理戦争の様相を呈している。
サウジやエジプトなど4カ国、カタールと断交 「テロから守る」
2017年06月05日 12:44 AFP
カタールの首都ドーハ
【6月5日 AFP】(更新)サウジアラビアとバーレーン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)は5日、カタールとの国交を断絶すると発表した。湾岸(Gulf)諸国間で緊張が高まっている。
国営サウジ通信(SPA)によると、サウジアラビア政府は「テロリズムと過激主義の危険から国の治安を守る」ため、カタールとの外交関係を断ち国境を閉鎖する。
一方、バーレーン通信(BNA)は、カタール政府が「バーレーンの治安と安定を揺るがし、内政干渉を行う」と主張したため国交を断絶したと報じている。
サウジ・エジプト・UAE、カタールと断交 「テロ」の脅威で
[ドバイ 5日 ロイター] - サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトは5日、それぞれカタールとの外交関係
を断ち切ることを決定した。
サウジアラビアの国営通信社が政府高官の話として伝えたところによると、サウジは、カタールとの外交関係を断ち切
り、領事館との関係も断つことを決定した。テロと過激派の危険から国の安全を守るために必要な措置と説明している。
陸・空・海全てにおいてカタールとの接触を絶つとし、他の同盟国にも同じ措置を講じるよう呼びかけた。
アラブ首長国連邦(UAE)も、カタールが過激派組織を支援し、地域の安定を揺るがしていると非難し、同国との国交を
断絶した。国営の首長国通信(WAM)が伝えた。WAMによると、UAEはカタールが「テロリストや過激派、特定宗派の
組織を資金面などで支援している」ことを理由に、カタールとの国交を断絶するとともに、外交官に48時間以内の国外
退去を求めた。
また、エジプトも、カタールがイスラム組織ムスリム同胞団など「テロリスト」組織を支援していると非難し、国交を断絶す
ると発表した。エジプトの国営通信社が報じた。