墜落した韓国海兵隊ヘリコプター、離陸5秒で回転翼全体が分離
2018年07月19日06時58分 中央日報
17日、将兵5人の命を奪った海兵隊上陸機動ヘリコプター「マリンオン」(MUH-1)墜落事故は、
離陸直後に突然ローター(回転翼)が分離して飛ばされたことから起きた可能性が提起されている。
18日、海兵隊が公開した監視カメラの映像によると、17日午後4時45分に事故を起こした機体は、
4~5秒間で30メートルほど上昇している途中で、先にローターを構成するブレードの1枚が突然分離して
飛んでいき、まもなくローターブレード全体が根こそぎ分離して飛ばされた後に墜落した。
このため、ローターを固定していた装置の部分に欠陥があった可能性が提起されている。
ローターは胴体と20メートルほど離れた地点で見つかった。機体はほぼ燃えてしまったが、ローターは4枚の
ブレードのうち1枚が折れて飛ばされた他には損傷がほとんどないことが明らかになった。
折れたブレード1枚も胴体から10メートル離れたところで見つかった。これに伴い、軍内外からは機体欠陥の
可能性が提起された。しかし、軍関係者は「現在としては正確な事故原因は精密な調査を経なければならない」と
明らかにした。
陸軍はこの日、各級部隊に配備されたおよそ90機のスリオンの運用を全面的に中止した。
前日事故が起きたマリンオンと同機種のスリオンに対する安全措置だ。陸軍関係者は「海兵隊による事故調査の
結果が出てから運用再開を検討する」と伝えた。
マリンオンはスリオンを海上作戦に投入できるように改造したヘリコプターだ。海兵隊もマリンオンの運用を中断した。
海兵隊は前日、任務遂行中に殉職した将兵5人に対して、1階級特別進級叙勲を決めた。
マリンの「切断部位」クローズアップ写真公開...ローターを固定していた装置の部分に欠陥の可能性
韓国自慢の海外輸出用ミサイル、現地テストで命中“ゼロ”の屈辱=韓国ネットからは辛口コメント続出
2018年7月18日、韓国・テレビ朝鮮は、最近南米の国に輸出された韓国の新型ミサイルが、現地テストで
1度も標的に当てられなかったと報じた。
韓国海軍が運用中の艦対艦ミサイル「海星」は06年に戦力化された。記事は海星について「これまで何度も
試験評価や射撃で100%の命中率をたたき出したブランド武器」と説明している。射程距離は180キロ以上、
海面すれすれを飛行することから敵のレーダーを避けられる能力を備えているという。
製造社によると、最近同ミサイルの改良型10発余りを南米のある国に輸出したという。
射程距離を伸ばし、周波数を現地に合わせた「アップグレードバージョン」だったそうだ。
その後、輸出国の大統領が見つめる中、試験として2発を発射したというが、いずれも標的に命中させることが
できなかったとされる。
この結果を受け、製造社は現地に技術チームを派遣して原因究明を進行中。選任研究員は「さまざまな原因があるが、
センサー、エンジンの欠陥など既存の海星ミサイルにも問題がないか精密点検が必要」と話しているとのこと。
記事は「K―9自走砲の爆発事故に続き、スリオン(ヘリコプター)墜落、そして海星改良型の命中失敗まで、
韓国産のブランド兵器に対する総合的な点検が必要だ」と警鐘を鳴らしている。
この報道に、韓国のネットユーザーからは、男性を中心にさまざまなコメントが寄せられている。
「これで(北朝鮮の)核に対抗できるとでも?もっとできることを頑張ろうよ」
「誰かが照準器で不正を働いたとか?」
「ブランド?韓国がしっかり造ったものなんてある?とりあえず予算をもらって隠そうとすることばかり考える
人間が多過ぎ」
など、かなり辛口な意見が目立つ。
その他にも
「心配無用。作戦はほかの追随を許さないほどいっぱい企画してあるだろうから」
「関係ない。現政権は戦争することなどないから。訓練もしない軍隊に古びたミサイルだからって何?」
など皮肉たっぷりの声も上がった。