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昨年のプエルトリコのハリケーンによる死者、実際は4600人超か

2018-05-31 08:25:03 | 天災・地震・台風・豪雨・火山・大火災

プエルトリコのハリケーンによる死者、実際は4600人超か

2018.05.30 Wed posted at 15:13 JST    CNN

ハリケーン「マリア」による死者数は当局発表を大きく上回る4600人超との推計が発表された

プエルトリコ・サンフアン(CNN) 米自治領プエルトリコを昨年9月に襲ったハリケーン「マリア」による死者数が、

当局が発表している64人という数字よりもはるかに多い4645人に達する可能性があるとの試算が出ていることがわかった。

米ハーバード大学などによる調査結果が29日、医学誌NEJMに発表された。


報告書の執筆者はハリケーンによる死者数が「かなり低く見積もられている」としている。


これまでも当局による死者数は議論の的となっていた。CNNなど報道機関は政府統計や、遺族や葬儀場への取材などを通じ、

当局が発表した死者数に疑問を呈してきた。


これまでの推計ではハリケーンによる死者数は約1000人との見方が出ていた。


ハーバード大の調査チームは今年に入り、無作為に選んだ3299世帯を対象に死者などに関する調査を実施した。

こうした結果を受けて、9月20日のハリケーンの襲来から2017年12月31日までにハリケーンが原因となった

可能性のある死者数を試算した。


執筆者の1人は「違いは、現場に出向いて、取材を行ったことだ。統計学的には島の全員に取材を行ったようなものだ」と述べた。


それでも、正確な死者数は依然として不明なままだ。専門家は、どれがハリケーンが「原因」となった死者なのかどうか

判断するのは難しいと指摘する。特にプエルトリコでは、何カ月にもわたって混乱と危険な状況が続いていた。