中国海警局の船4隻 尖閣諸島沖の領海に一時侵入
2019年10月26日 16時28分 NHKニュース
26日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船4隻がおよそ1時間半にわたって日本の領海に
侵入し、第11管区海上保安本部が再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
海上保安本部によりますと、尖閣諸島の久場島の沖合で、中国海警局の船4隻(海警「1301」
「1305」「2501」「14603」)が26日午前10時ごろから
相次いで日本の領海(久場島北北東の領海)に侵入しました。4隻は、領海内をおよそ1時間半に
わたって航行したあと、領海を出たということです。
午後3時現在、4隻のうち2隻は、魚釣島の南南西およそ32キロを、残りの2隻は、久場島の
北西およそ36キロの領海のすぐ外側にある接続水域を航行しているということで、海上保安本部が
再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。
尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船が領海に侵入したのは、今月16日以来で、ことしに入って
28回目です。
尖閣諸島の領有権に関する日中間の論争は、2012年の9月に日本政府がこれらの諸島を「国有化」
して以来、先鋭化している。このことに対し中国社会では反発が高まり、二国間関係に深刻な悪化を
もたらした。