平昌五輪:IOC、韓半島情勢を注視
外信「平昌からDMZまで100キロ」
2017/08/11 08:28 朝鮮日報
北朝鮮の核危機が高まっているのを受けて、国際オリンピック委員会(IOC)が「韓半島(朝鮮半島)で起こる状況を細かく注視している」
と明らかにした。オーストラリアの日刊紙「ザ・オーストラリアン」やカナダのテレビ局「グローバル・ニュース」などが10日、報道した。
IOCは「(北朝鮮の核危機の)進行状況に関する情報をリアルタイムでチェックしている。平昌冬季五輪の準備が円滑に進むよう
平昌組織委員会と協力している」と述べた。
IOCの声明は、北朝鮮の核危機により180日後に迫っている平昌冬季五輪の安全な開催に懸念が膨らんでいるのを払しょくする
ためのものと受け止められている。
ただし、一部外信は五輪開催地域と北朝鮮国境までの距離があまりないことに言及して懸念の声を上げている。
五輪開催地の江原道平昌・江陵は非武装地帯(DMZ)と約100キロメートル離れている。
「ザ・オーストラリアン」は「江原道の山岳地帯から(車で)1時間ほどでDMZに着くため、米国・英国・オーストラリア政府は自国選手団
の安全に苦慮している。最後の手段として不参加も考慮するかもしれない」と報じた。