EMERALD WEB≪拝啓 福澤諭吉さま≫

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遺伝子組換え 米国科学アカデミーの報告、脱・遺伝子組換えについての解説

2016-06-08 22:57:23 | 遺伝子組換え、操作・ライフ科学

武田教授の登場

 科学者ですから専門分野です。

 <米国科学アカデミーが結論を出した理由>

遺伝子組み換え作物は「安全」 米科学アカデミーが報告書

米国科学アカデミーの結論の根拠は

・現在の科学から見て安全である

・遺伝子組換え産業からの圧力

米国は遺伝子組換え作物を作れなくなったら農業はほぼ崩壊する。遺伝子組換えの技術の会社も潰れてしまう。

人の命とお金を天秤にかけながら生きている社会が正しいならばという注釈がついて判断は妥当と言える

 

私は遺伝子組換え作物反対です。

米国科学アカデミーの結論は「現代の科学でわかる範囲」の上での結論。先は判らない。

人間の遺伝子で発現している遺伝子は一部で つまり、あるのだけれど出てこない遺伝子が山ほどある。

37億年前にできた遺伝子をそのまま受け継いでる訳なので。

我々の体は長い遺伝子のココとココとココというように少しの部分しか使っていない。

遺伝子の他の部分に、どういう影響があるか、それが入れ替わったりするのか、とかはまだ判っていない。

現在の科学で正しく判断する以外判断ができない。

被爆も法律を守った方が良い。法律も現在の科学なんです。(法律も現在の科学に基づいて正しく判断されて制定されているということです

それに対して法律は科学とは違う、という人はいっぱいいますが、それは当たり前で、人間は進化の知識の途中にあるからです。

紫式部にスマホを渡して光源氏に電話してくれと言ったら 僕の事を悪魔だと言うだろう。

つまり人間というのは千年もたつと理解できないことになる訳です。

その1つが遺伝子組換え作物なんです。(1000年たったらわれわれが理解できない事になっている

わたしが遺伝子組換え作物は少し注意した方がいいと言ったら、武田先生は非科学的だと言われた。そうじゃなくて、あなたの方が非科学的だと言いまし

た。

じゃ~人間の遺伝子とか行動に関する情報が科学的に得られてるのならわたしの事を非難してもいいですよって言います。

放射線の被爆もそうですね。被爆が科学的にわかってないんだから法律に合意したわけです。合意を覆しちゃいけません。

被爆した量が科学的に安全だった。それじゃ安心だと思った人がやがて死んだら、どう思ったらよいかというと、現代の科学でわかる範囲では安全だっ

たけれども、現代の科学でわからない範囲で俺は死んだとこう理解できればいいです。

自分の子供が病気になった時、その原因が遺伝子組換えかもしれない時

それは仕方がない、現代の科学でわからないことで俺の子供が死んでもいいと思えれば、それはそれでいい。

遺伝子組換え食物を気にせず摂取する

現代科学で知りえない事なら、子供が可哀想だと思ったらそれは駄目だということ。(遺伝子組み換えのものには気をつけて、食べないようにする

どっちも科学的考えなんですよ。

現在の科学が真実のレベルに達してると思ってる人と、思ってない人がいる。僕は全然到達してないと思ってる。

だから科学として安全だというときは現代科学の範囲内では安全だと言わなけらばならない。

この報告書も現代科学の範囲では安全と仮り決めされたと前置きをとつけなくてはならない。

科学アカデミーはちゃんとした研究をしています。現代科学としては最高レベルの判断をしたと思います

現代科学の最高レベルとは紫式部と一緒。千年たったらあいつらバカだなという状態ですから。

遺伝子が発見されたのが1953年ですから。やっぱりだね、遺伝子が判っているとは言えない。

あと個体差もある。(何かの影響が個体・個人によって違う)

 

 

<脱・遺伝子組換え>

米国の遺伝子組み換え食品会社が「脱・遺伝子組換え」

遺伝子組換え事業から企業がどんどん撤退していく これについてジャーナリストが書いています。

撤退していく理由は)2つ理由がある。ジャーナリストが書いている1つは消費者の安全意識が高まったから

もう1つの理由は、これはジャーナリストも突っ込んで書いて欲しかったのですが、

ある会社が遺伝子組み換えの実験、動物実験などで、なんかおかしなのが出てきたのではないか。そういう気もします。

それが同業者で広まり、もしおかしなものができてしまったら、、そういうことになったら物凄い賠償金取られますからね。

ですから、もう引こうと思い始めた可能性がある。遺伝子組換え食物で害が出る可能性は残っているわけです。

交配して品種改良するのと、どこが違うんだとか、ちゃんと遺伝子が判ってるのだから組み替えてもいいじゃないかと言いますが、

動物実験でいいじゃないかというのは全くダメ。

というのは、昔サリドマイド事件というのがありました。妊婦がサリドマイドを投与されると、手がアザラシ状の子供が生まれたんです。

この薬品会社は非常に良心的で、動物実験を繰り返しやり、サルでもやった。普通サルまではやりません。

それで大丈夫だと言うことで売り出した。サルまでやっても人間では出たんです。

サルまでやったからといって安全ではないということを我々は学んだ。

新しい遺伝子組換え作物などやる場合は相当慎重に構えないといけないと思います。

遺伝子組換え作物を買いたいと思う人には買ってもらって、異常がでたらそれが実験になるという感じもありますけどね。

人体実験できませんから。

僕は10年くらい前の本にも、遺伝子組換え作物を買うのは危ないよと書いた。

危ない事を武田証明しろと言われました。言われても僕は証明できません。それでバッシングされました。

判らないことが9割もある遺伝子に手をつけると、どういうことになるか判らないということです。

大手コーヒーチェーンに豆の出荷してる大手のモンサントは大規模に遺伝子組換えをやってる。

今回は時間が短かったのであまり突っ込んだ話はなかったです。

今、多くの遺伝子組換え作物を使ったものが流通し、知らない間に摂取しています。

今、私たちは人体実験されてるわけです。

割と大手の食品会社から撤退が始まってるのは喜ばしいですが、なんか不気味感もあります。

武田教授の講演会のログ(原発、温暖化、石油、石炭、他)長いので興味があって、お暇があればどうぞ

最後までお読み頂きましてありがとうございます。