アゼルバイジャンとアルメニアの国境で軍事衝突
2020年07月13日 09:12(アップデート 2020年07月13日 12:16) SPUTNIK
アルメニアとアゼルバイジャンの国境で12日午後に軍事衝突が発生した。戦闘行為は
一時中断を挟み、断続的に発生している模様。アゼルバイジャン国防省がリアノーボスチ
通信の取材に応じた中で明らかにした。
アゼルバイジャン国防省によると、現地時間で12日午後にアルメニア軍がアゼルバイジャン
北西部トヴズ県の軍事境界線上で停戦協定に違反して攻撃を開始した。
アゼルバイジャン国防省によると、一連の戦闘により兵士3人が死亡したほか、5人が負傷
した。
一方、アルメニア国防省がフェイスブックに投稿したコメントによると、アゼルバイジャン
軍がアルメニア軍の拠点に攻撃を仕掛けたと指摘している。
現在、アゼルバイジャン軍は82mm迫撃砲、および戦車による砲撃でアルメニア軍の拠点に
攻撃を加えている模様。アルメニア国防省によると、この戦闘による死傷者はいない。
アルメニアとアゼルバイジャンは1988年以降、当時はアゼルバイジャン・ソビエト社会
主義共和国内だったナゴルノ・カラバフ自治州の主権を巡り紛争状態にある。
1992年から1994年にかけての戦闘でアゼルバイジャンは同自治州の主権を失い、現在は
アルメニアの占領下にある。
1992年以降、両国は欧州安全保障協力機構 (OSCE) による仲裁のもと、和平交渉を進めて
いる。
‼ В ночь на 13 июля ситуация на армяно-азербайджанской границе вновь обострилась. Идут позиционные бои. Стороны используют артиллерию и крупнокалиберное оружие #азербайджан #армения pic.twitter.com/7FJ7a7Os1X
— Kavkaz Center (@newkc14) July 12, 2020