フェイスブックに脆弱性発覚 アカウント5000万件の認証情報流出
2018年9月29日 3:23 発信地:サンフランシスコ/米国 AFP
【9月29日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は28日、ハッカーによるアカウント乗っ取りを
可能にするセキュリティー上の欠陥を発見したと発表した。影響を受けたアカウントは5000万件に上るという。
発表によると、同社に対するサイバー攻撃により、アカウントへのアクセスを可能にする
「アクセストークン」と呼ばれるデジタル認証情報が流出したことが今週に発覚。
同社のガイ・ローゼン(Guy Rosen)副社長(プロダクトマネジメント担当)はブログ投稿で
「攻撃者らがフェイスブックのコードの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用したことは明らかだ」とした上で、
「われわれは脆弱性を修正し、法執行当局に通報した」と述べている。
マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)によると、
欠陥は25日に見つかり、27日夜に修正された。同CEOは「アカウントが実際に悪用されたかどうかは不明」
とした上で、「これは深刻な問題だ」と述べた。
同社が進めるプライバシー強化策に対し、第三者が対抗して情報を奪おうとする「競争」が起きているとの
懸念を示した。
フェイスブックは、「予防措置」として追加で4000万件のアカウントのアクセストークンを
リセットしたと説明。対象となったユーザーは、フェイスブックに再ログインする必要があるという。