【9月29日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は28日、ハッカーによるアカウント乗っ取りを

可能にするセキュリティー上の欠陥を発見したと発表した。影響を受けたアカウントは5000万件に上るという。

 

 発表によると、同社に対するサイバー攻撃により、アカウントへのアクセスを可能にする

「アクセストークン」と呼ばれるデジタル認証情報が流出したことが今週に発覚。

同社のガイ・ローゼン(Guy Rosen)副社長(プロダクトマネジメント担当)はブログ投稿で

「攻撃者らがフェイスブックのコードの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用したことは明らかだ」とした上で、

「われわれは脆弱性を修正し、法執行当局に通報した」と述べている。

 

 マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)によると、

欠陥は25日に見つかり、27日夜に修正された。同CEOは「アカウントが実際に悪用されたかどうかは不明」

とした上で、「これは深刻な問題だ」と述べた。

 同社が進めるプライバシー強化策に対し、第三者が対抗して情報を奪おうとする「競争」が起きているとの

懸念を示した。


 フェイスブックは、「予防措置」として追加で4000万件のアカウントのアクセストークンを

リセットしたと説明。対象となったユーザーは、フェイスブックに再ログインする必要があるという。



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