尖閣周辺に中国海警局の船 軍事委の傘下編入後で初「領海侵入」
2018.7.4 11:10 産経新聞
尖閣諸島の(手前から)北小島と南小島
4日午前10時20分ごろから、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に、中国の海上警備を担当する中国海警局
(海警)の船3隻が相次いで侵入し、それぞれ約1時間半航行した後、領海外側の接続水域に出た。
海警の船が、軍最高指導機関・中央軍事委員会の指揮下にある武装警察に1日に正式編入された後、
尖閣周辺で領海侵入したのは初めて。第11管区海上保安本部(那覇)が確認した。
沖縄県・尖閣諸島の南小島南東の領海内を入り乱れるように航行する海上保安庁と中国海警局の船 平成25年9月
海警も短文投稿サイト「微博」で「海警の艦隊が4日、釣魚島(尖閣諸島の中国名)の領海内を巡航した」
と明らかにした。
11管本部によると、3隻の動きにこれまでと特に変わった点は見られないという。尖閣周辺で
中国当局の船が領海侵入したのは6月25日以来で、今年13日目。
1隻は機関砲のようなものを搭載。巡視船が監視を続けた。
尖閣諸島の領海警備に専従する石垣島に配備されている海上保安庁の巡視船「ざんぱ」