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主夫の徒然なるままに

言語の習得(11)カタカナの学習が始まる

 4歳の幼児が、次に挑戦するのは、カタカナである。ひらがなが理解できると多くの絵本を自分で読むことができるようになり、小さい弟や妹に読んであげる姿も見られるようになった。ただし、少し文字が多くなる本だとカタカナが増えてくる。ひらがなが出来て次はカタカナである。自我の意識も芽生えてきて、めんどうくさい感覚もあり、むずかしい場面に出くわすとちょっと興味を失う。
 なにが面倒くさくて難しいのか。

「 ユ エ ニ 」
「 フ ク ワ 」
「 ウ ワ ラ 」
「 ヨ ヲ フ 」
    よく似た文字がうじゃうじゃ泳ぎ回っている.............

 無意識での言語使用の大人にとっては、そのカタカナの何が難しいのか理解できないが、言語学習初心者にとっては、乗り越えなければならない壁となる。教えるがわにとっては、初心者にとっての「そこが難しいところだ」ということを理解して指導する必要がある。英語を教えていた身から言えば、英語堪能な先生が、けっして有能な英語指導の先生ではないとうことと似ている。

 あるネット動画で「日」の読み方の複雑さを伝えていた。

「今日、一日は、日曜日、明日は二日」
 きょ、ついたちは、にちよう、あはふつ

「日」にどれだけ読み方があるのか、日本語を学ぶ外国人も、日本の子供たちも大変である。

 我われ大人は、どうやってこんなに複雑な言葉をつかいこなしているのだろうかと、幼児が言語を習得していく様子を見ながら、考え込んでしまう。言語の習得、特に日本語の習得には長い年月が必要であることを今更ながら思い知らされたような気がした。


 


<主夫の作る夕食>
おいしそうな色味になったかな









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