アンラーンの必要性
これまでの縄文文化観のアンラーンが必要では無いか
土器は情報記録のメディアであり、土器が作られると共に歴史が記録され残されていた。
図 土器に記録されている狩猟、漁労の技術開発の記録
図 土器に記録されている農耕開始までの記録
図 土器に記録されている数字観念の記録
図 カレンダー開発の年表
1.古代から数観念はどのようにして認識してきたのか
縄文時代が古代文明の中で最も早くから数の認識を示していたのでは無いか
図 突起土器の歴史年表
縄文時代の突起土器の歴史は、数観念の歴史を示しているのでは無いのか
これは世界的に、最も早くからの数観念の歴史記録である。数字としては1,2、6、4、12,8、5、7 と言う数列が見え
これは太陽暦、太陰暦、カレンダーに繋がるものでは無いか。
アンラーニングは後期旧石器時代から始めなくては成らないのでは無いか
西アジアからの、西ヨーロッパの歴史観に影響されていては、列島の歴史は解明も理解も出来ない
始めるのは新石器時代とは何なのかからである。
図 数観念の概説 これまでの数観念の現状 小林達雄による お借りして手を加えています
2.縄文時代の数観念の認識レベル
図 アルキメデスの定理を示す土版
アルキメデスの定理は縄文時代の土版に示されているのでは無いか
世界最初の直角三角形の認識であり、それは縄文時代に始まり世界に広がったものものではないのか
それを基にして縄文時代には巨石建造物や三内丸山の建物が建設されている
3.古代文明の中で未だに謎として残されているものは
これまでの世界各地での遺跡発掘と検討からしても、何故謎のまま残されているのか
古代文明で記録されている文字も解明されているのに、まだ謎が残るとは、そんなことは理解出来ない
未だに残されている今まだ知られていない古代文化は、
それは縄文時代の文化が世界に知られていない事のためなのではないか。
図 縄文時代の文化史
縄文時代の文化が世界に知られていないことが、残されている謎の原因では無いのか
その元はこれまで縄文文化を世界に分るように示していないことが原因では無いのか
世界の文明史の中での、縄文時代の文化的ポジションを明確に示していないのでは無いか
世界に理解されていないのは、縄文文化の意味を論理的に説明できていないことから起きていることではないか
土器編年、農耕の存在、10,000年前から存在できたのは何故か
4.石鏃は何処で何時造られるようになったのか
図 石鏃完成までの歴史年表
石鏃は両面調整尖頭器の技術から来たものである
両面調整尖頭器製作技術は、信濃川流域ないしサケ漁の行われた地域で、20000年以前から始まったもので
西アジアより西には、10,000年前でも剥片尖頭器が存在するレベルで、両面調整尖頭器は無く、その発祥はないのではないか
新石器時代とは、両面調整尖頭器と磨製石斧から始まる専門加工者と使用者の存在する社会変化から始まるもので
東アジアにその起源があるのでは無いか。最新の「500万年のオデッセイ」でもこの本の訳者の後書きにある様に、縄文時代はほとんど出てこないのが実情である。引用しておきます。
このように
西洋史観ではこの程度の認識しかされてい無い。
縄文時代草創期も早期も前期も出てきません。
図はお借りして補足しています