三突起の土器には、なにか特別な様子が見えていると思う。
何故なのでしょうか。
三突起の土器と四突起の土器を比較してみました。
三突起の土器縁は突起を設けただけで無く、特別な細工をしている様子が見える。
右の写真手前の土器では、三つの突起の先端が丸く細工されている。
そしてその左に有るものは突起の先端に丸い円盤が作られている。その左の写真にある土器も同様に円盤が付けられている。更に右写真の右端の土器では、何と突起の先に擬宝珠のような飾りまで付けられている。この様子はどうしたことなのでしょうか。
これらに対して、左の写真の中にある四突起の土器は、突起の先端は、普通に唯角張らせて突起を作っている様子。
三突起土器以外のその他の突起のものに於いても、今までのところ、この様子と余りかけ離れたものは作られていなかった。
何故三突起のものだけこんな特別な飾りが付けられているのだろうか。
この様子から見て、何か特別なことが関係していたものかと考える。
三本指の様々な模様が有ることとも呼応して、縄文人にとって特別に祝いたいこと、ないし記念すべき何かがあったものと思う。
これまでの経緯から考えつくことは、矢張り月の満ち欠けと太陽暦との関係から、太陽と月を結びつける、3 と言う数字がマジックナンバーと成ったという意識があるのでは無いかと言うこと。シュメールの12と60というマジックナンバーと同様に聖なる数字という意識が有ったものだろうか。
写真はお借りしました
引用ーーーーーー
1年12月とはどういう数字なのか
●太陽と月の周期 月の周期 1朔望月は 29.530589 日という
太陽と月の満ち欠けの周期は 365/29 365/30 12.
月は 1年に12回満ち欠けする周期とされた。
これから太陰太陽暦とは、月の満ち欠けの周期である30日(より厳密には、29.53日なので、29日の月も混ぜなければならない)を1月とし、1年を12月とし、毎年11日ほど生じる回帰年とのずれを19年に7回の割合で閏月を挿入することで縮小する暦であるという。
これはシュメールの暦できめられたもののようだ。
それで12は太陽と月という二大天体の関係を規定する非常に大切な数字 神秘数となるので、これを元に、そのほか、1ダースが12個であること、1フィートが12インチであること、星座の黄道十二宮、ギリシャ神話に登場する12柱の神々など、シュメール文明にルーツがあるという。
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夏王朝と同時期、西アジアで勢力を持ちはじめたイスラエル12部族も、年の月や、個別の色に結びついてそれぞれの部族がシンボル化されていました。