金生遺跡を世界遺産 世界標準時の天文台にしよう会

ヤブマメ 地中のマメ

エンドウ豆の原種はヤブマメと言われている
莢を見ると納得出来る


これ以外に閉鎖花というものが有って、ピーナツのように地中に種を作るそうです。

土を掘り返すのは大変ですが、地上に付ける種より大きい実を付けている。


縄文時代にこれは利用していたのだろう、野山の知識が豊富だった縄文時代には、当然利用していただろう。
地中の種はサイズも大きく、軟らかく食味も良さそうです

図はお借りしました

引用ーーーーーーーーーーーーーー

ヤブマメの閉鎖花
west2293.jp/Themaflower/Yabumame/Yabumame.htm
ヤブマメの生き残り作戦 夏から秋にかけて地味な花をつけるヤブマメ。 人が歩きまわるような場所の隅っこに、ちゃんと自分の居場所を確保しています。 この地味な花は人に注目される事は滅多にありません。 ところがどっこい ...


ヤブマメの生き残り作戦
夏から秋にかけて地味な花をつけるヤブマメ。
人が歩きまわるような場所の隅っこに、ちゃんと自分の居場所を確保しています。
この地味な花は人に注目される事は滅多にありません。
ところがどっこい、この草は、とてもしたたかに子孫を残す術を身につけているのです。
まずは普通の花です。
ヤブマメの普通の花

秋も深まった頃のヤブマメのツルの先端です。
土に埋もれていましたが、土をどけると、何やら白い豆の鞘のようなものが現れました。
閉鎖花1

近寄って見ると光が当たらないので、日焼けこそしていませんが明らかにマメの形をしています。
閉鎖花2

実際の実は1cmほどの大きさがあります。
でも普通の豆は1mmに満たないほど小さいので、閉鎖花の豆の大きさがわかります。
その上地中にあるので、発芽はすごく有利になりますね。
閉鎖花3

鞘を割ってみました。
中には結構大きな種が入っています。
食べてみると、落花生を生で食べているような、期待以上の味でした。
食用になるそうですが、おやつにしようとすると、集める労力が大変です。
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花には開放花と閉鎖花があり、地中にも閉鎖花がつきます。
開放花は葉腋に出る長さ1~6cmの偽総状花序に5~12個つき、白色で、旗弁の先が淡紫色となります。
閉鎖花は開放花とは別につき、全体が萼に包まれます。

地中の閉鎖花には地下茎の先端につくものと、地表近くの葉腋から地中に伸びた枝の先につくものがあります。
果実は豆果で地上の開放花および閉鎖花にできるものは長さ2.5~3cm、幅0.6~0.8cmの狭長楕円形で縁に毛が密にはえ、2~4個の種子(豆)がはいります。
地上果の豆は暗褐色に黒い斑点があります。

地中にできる果実は円形で、淡い褐色の薄い果皮に包まれ、ふつう1個の種子(豆)がはいります。
地中果の豆は地上のものより大きく、淡い色で紅紫色の斑点があります。

〔利用〕
地中にできる豆は食用になります。

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最近参考にし続けている著書「里山のつる性植物」59pによると、「地上と地下の両方
から豆が収穫できる特殊能力を持つ植物。飢饉に備えた保存食でもあった」

こんな紹介情報が添えられたいたので心底驚いた。
単に
ヤブマメが子孫を残す為の種造り・・・のみならず、量的にかなりの量が予想された出来
だったらしい。

日本の歴史を見ても祖先たちが飢饉に会い、木の根、草の根もかじって飢えをしのいだ話は
枚挙にいとまがないくらいだ。ましてや美味しいだろうヤブマメ、喜んで食べたことだろう。

そうなると、このヤブマメ。解放花の実や地上閉鎖花の果実のみならず、地下閉鎖花の
二つのタイプの実も掘りあげて食用にされたかもしれませんね。
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【希代】繁殖方法にちょっとビックリ
驚きの繁殖戦略
なにが、驚きかというと、
ヤブマメには、
開放花・閉鎖花・地中の閉鎖花という三種類の花があって、
それぞれが、利点のある種を作ることができるというところです。

1、開放花

ヤブマメの花といって思い浮かぶ、普通の花です。

ムシなどの行動で別な個体の花粉を受粉し、遺伝子の組み合わせで次世代に変化を期待できるタイプです。


地上の花の熟したさや

地上の花の熟した種
2、閉鎖花

花が閉じていて、他の個体の花粉を受粉できないようになっています。

次世代はクローンになります。

現実に成長し、結実までできた優秀な個体なので、残す価値があるということです。

遺伝子の組み合わせ次第では、さらに優秀な次世代ばかりではなく、うまく育たないものもあらわれる可能性もありますよね。

リスクをさけた実績重視のタイプです。

この上記ふたつが、さやをつけ2㎜ほどの小さな種をつくります。

このさやも、若いうちは食べられるのですが、すぐに硬くなってしまうし、小さすぎるしで、オススメするほどではありません。

3、地中の閉鎖花

こちらの、種が食用にむいているものです。
土の中で閉鎖花をつけて、そこで結実します。
なぜ?そんな! 広い世界に出たくないの~? という感じですが、
実際に親株が成長できた良い環境までを、地上の閉鎖花(実績重視タイプ)が、そのまま受け継ぐという
この『地中の閉鎖花』は、老舗有名店タイプです。(二世議員にも近いかな…。)
一年草ながら、ほぼ確実に、次世代は繁栄を約束されているのです。
すごくないですか?
個人の一回きりの人生のなかで、無謀な夢を追うこともできるし、実績を持って羽ばたくこともできるし、一族の盤石の家業を継いで繁栄もしていけるということなんです。
珍しいと思っていただけましたでしょうか。
畑のヤブマメが駆除しきれないワケに
合点がいきますよね~。
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ヤブマメとツルマメを食べてみた。
kimg3309
採取してきたヤブマメとツルマメをさっと洗い、

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シンプルに塩ゆで。

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まずはヤブマメから食べてみよう。

……(´・~・`)
小さくて味わかんねぇ。。

見た目だけはホントにさやえんどうに似ているのだが、いかんせん小さすぎて塩の味しかしない。
後口にわずかに渋みが残るのが唯一の印象。
考えてみればさやえんどうは鞘の食感が魅力なのであって、豆そのものはそんなに印象無いもんなぁ……
このヤブマメがもし鞘ごと食べられるのであれば多少は利用価値が出るのかもしれないが、こんなにサイズが小さいにもかかわらず鞘は繊維質で美味ではなかった。

味:★☆☆☆☆
価格:☆☆☆☆☆


続いてツルマメ。
豆としては小さいものの、ヤブマメと比べると厚みがあり種子は大きそうだ。
kimg3317
枝豆と比べると種子がやや角ばっており、パンパンに膨らんで美味しそうにも見える。

いただきマース
……(`・~・´)
うん、枝豆っぽい味、するわ。
予想以上に食べごたえもあるし、ひとつの蔓にいっぱい実るから、根気よく集めれば食料にも使えるだろう。
ただちょっと薄皮がかたいのと、エグみが強いようで舌の付け根に残る感じがする。
kimg3321

熟しているのだとなおさら


美味いものでもないけど、これを食べて「改良してやる……!」と思いたくなる気持ちは分かるな。
味:★★☆☆☆
価格:★☆☆☆☆

ということで、食材としてはツルマメの方がポテンシャルを感じる結果に。
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エハ=ヤブマメ、ツチマメ=ハエマメとも言う


アイヌ語で「地下に結実した果実」という意味のマメ科ヤブマメ属の植物で、日本語名はヤブマメといいます。北海道の西側ではアハ、東側ではエハと呼ばれています。林や藪に自生しており、つるを他の植物に絡めて伸び、白と紫の可愛らしい花を咲かせ、小さなサヤインゲンのような豆をつけます。
しかし、アイヌ文化では、この地上の豆は食用としません。アハは地上にも地中にも花を咲かせる珍しい植物で、食用にするのは地中5~6cmくらいの深さにある、地中に結実する地中果の部分です。豆は、小豆から大豆くらいの大きさの丸い豆(アハ)で茶色い網目模様のある薄紫色です。ソラマメに似た味をしています。 4月の雪解け頃、地中より掘り起こします。秋に採ることもできますが、土の中でひと冬を越したもののほうが、甘みがあっておいしくなります。

歴史的、食文化的位置づけ
ツルを目印に根を掘り起こし、シッタプと呼ばれる踏みすきを使って採取します。薄皮をむいたものを茹でたり、米と炊き込んで食べます。米やひえと炊いたものはチサッスィエプと呼び、儀式の供物(くもつ)となります。乾燥したものは保存食として活用します。

生産を取り巻く状況
都市開発でアスファルト舗装などをしたことにより、だんだんと自生できる環境がすくなくなってきています。アハを味の箱船に推薦した「スローフードコミュニティ アイヌ食を守るアイヌ女性の会」の拠点である札幌では、ほとんど見当たらなくなっています。


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